帝国データバンクはこのほど、「2014年全国女性社長分析」の結果を発表した。
同調査は、2014年6月末時点の信用調査報告書ファイル「CCR」、企業概要ファイル「COSMOS2」から「株式会社」「有限会社」の代表を務める社長のべ117万5,505人のデータ、および当該企業の業績から抽出したデータをもとに、女性社長の就任経緯、年齢、業況、出身大学、業種などを集計・分析した。
全社長数に対する女性社長数の割合は7.4%で、13.5社に1社程度が女性社長であることがわかった。男性社長は108万8,338名、女性社長は8万7,167名となっている。
社長の就任経緯(各経緯の割合)をみると、女性社長は「同族継承」が50.9%と過半数を占めた。同社によると、女性社長の「同族継承」を押し上げている背景には、平均寿命の差があるという。「平成25年簡易生命表」によると、男性の平均寿命が80.21歳であったのに対し、女性は86.61歳と6.40歳女性の方が長いため、夫が立ち上げた事業を妻が引き継ぐケースが必然的に多い。
女性社長の出身大学をみると、トップは日本大学で230人だった。以下、慶應義塾大学(206人)、早稲田大学(192人)、青山学院大学(184人)で、上位は私立大学が占めている。国公立大学のトップは、お茶の水女子大学(40人)で、東京大学は38人だった。