ハイアール アクア セールスが2014年6月に発表したAQUAブランドの洗濯機「AQW-VW1000C」

ハイアール アジア インターナショナル(HAI)は8日、調査研究・企画開発にかかわる事業を、会社分割によってハイアールアジアR&Dに承継させることを発表した。また、分割後のHAIはハイアール アクア セールス(HAS)に吸収合併されることも併せて発表した。いずれの効力発効日も2014年10月1日。なお、存続会社のHASは同日より「ハイアールアジア株式会社」と名称を変更する。

今回の会社分割および吸収合併は、グループ一体となった経営体制の構築と競争力強化が目的だとしている。日本およびASEAN地域を担当するHAIと、「AQUA」ブランドを日本国内で展開するHASのマーケティング部門とを統合することで、AQUAブランドを海外へ展開する体制を整える。HAIはこのたびの会社分割と吸収合併にて消滅することになる。

なお、HAIの調査研究・企画開発事業を引き継ぐハイアールアジアR&Dは、2014年7月24日に設立されたHASの完全子会社。HAIの研究部門をハイアールアジアR&Dに統合することで、日本国内のハイアールグループの研究部門が独立することになる。