積水ハウスはこのほど、「第8回キッズデザイン賞」において、経済産業大臣賞など上位3つの賞を受けたことを発表した。

「ニッケガーデンコート花水木」イメージ

子供の安全・安心と健やかな成長発達に役立つデザイン

「第8回キッズデザイン賞」は、内閣府認証NPO・キッズデザイン協議会主催の、子供の安全・安心と健やかな成長発達に役立つデザインを顕彰する取り組み。同社は7月4日に6部門6点で受賞していたが、今回、うち3点が上位賞である「経済産業大臣賞」「消費者担当大臣賞」「キッズデザイン協議会会長賞」に選定された。

「経済産業大臣賞」は、「子育て世帯応援タウン~ニッケガーデンコート花水木~」が受賞。子育て世帯をサポートし、安全安心に生活できる「子育て」「子育ち」「スマートユニバーサルデザイン」に配慮した賃貸住宅で構成された90世帯の、子育て世帯を応援するシャーメゾンタウン。

「ニッケガーデンコート花水木」俯瞰イメージ

住戸から目が届く配置でコミュニティハウスやバーベキューコーナー等を配置することで、同世代の活発なコミュニティが生まれ、まちの皆が顔見知りになれるため、目に見えないタウンセキュリティとなり、防犯性を高めるられる。また建物性能では、最新の防犯仕様や防音仕様、空気環境への配慮等、母親の育児ストレスを軽減するアイテムが随所に盛り込まれた。敷地を地域に開放することで、地域の子供たちが安心して遊べる場とし、4つの中庭を囲むように棟を配置することで、建物内からも子供を見守ることができる。

「消費者担当大臣賞」は、「子供の生きる力をはぐくむ"弁当の日"応援プロジェクト」が受賞。同社を含め複数の企業が参加するプロジェクトで、弁当の献立づくりから、買い出し、調理、片付けまで、親は一切手伝わず、すべて子供たち自身が行う取り組み。弁当づくりを通じて食の大切さ、作る楽しみ、作ってもらう感謝の気持ちを創出し、子供の感性、生きる力を育んでいくことを目指す。

「おりひめトイレ」外観(左)、内観(右)

「キッズデザイン協議会会長賞」は、「震災で得た教訓を生かした 子供と女性にやさしい"おりひめトイレ"」が受賞。東日本大震災で得た、汚い・臭い・怖い・暗い・壊れているなど「トイレ」に対する不満の教訓を生かすとともに、使いにくい・音もれへの不安・気持ちが萎える等、女性固有の不安・不満要素にも着目。子供や女性にやさしく、使いやすい新たな視点で開発した仮設トイレとして、仙台市、仙台市のクリエイター、同社の女性技術陣がコラボして取り組んだ。