マウスコンピューター、飯山工場で恒例のPC組み立て教室 - 今年はOculus体験のサプライズも

マウスコンピューターは8月2日、告知のあったとおり、同社のパソコン生産拠点である飯山工場をそのまま会場とした「2014年度 親子パソコン組み立て教室」を開催した。親子でパソコンを組み立てたり、飯山工場のパソコン生産現場を見学するなどし、それらを通してパソコンへの理解を深めようという、夏休みならではの催しだ。

同社の組み立て教室は毎年夏の恒例イベントとなっており、今年で5回目。今回も昨年同様に小学6年生とその保護者のペアを対象に、日本全国から参加者を募った。会場となった長野県・飯山市のマウスコンピューター「飯山工場」は、ご存知のとおり同社製品の生産を一手に担う(一部特殊な製品を除く)、同社が掲げる"日本品質"のポリシーを支える重要施設。教室では、組み立てるPCのパーツピッキングから実際のPC生産工程と同様の作業を体験でき、あわせて工場の内部の生産ラインなどを、実際の生産工程に沿って見学することもできる。

さすがにパーツピッキング後は工場内の生産スペースからは移動し、組み立て教室用の別室に移動しての授業となるが、そこで講師兼組み立てサポートを担当してくれるのは、普段、飯山工場でパソコン生産に携わっている"ホンモノ"のスタッフだ。なお、この教室では同社の特徴であるオーダーメードのBTO方式を再現し、決められたスペックのPCではなく、参加者が好みのスペックのPCを組み立てる。プロの知識でわかりやすくパソコンの仕組みを解説してもらいながら、自ら選んだバラバラのパーツから、世界でひとつだけの自分だけのパソコンを造っていくことになるのだ。

Oculus Riftの体験コーナーが急遽オープン

組み立ての完了からソフトウェアインストール、動作チェックを経て、晴れて完成となると、最後に修了証書の授与式となる。と、このタイミングで教室にヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」が持ち込まれ、これを利用したバーチャルリアリティ(VR)の体験コーナーを急遽設置。同社が東京・秋葉原で展開するゲーミングPC専門店舗「G-Tune:Garage」で常設している環境とほぼ同等のものを体験することができた。

これには子供達はもちろん、保護者にも大好評で、ジェットコースター搭乗体験での絶叫や、スキージャンプ体験での歓声が教室中に響き渡ることに。いまのところ開発機しか存在しないOculus Riftは簡単に手に入るデバイスではなく、Oculus RiftのVR環境の体験機会はとても貴重なものだ。最新コンピュータの高い性能があれば、こういった先進的な体験も可能になると知れば、子供達のコンピュータへの好奇心も、いっそう深いものになることだろう。

こちらも恒例、訳ありセールは今年も大盛況

飯山工場の組み立て教室と言えば、こちらも毎年恒例となっているのが、同時開催のアウトレットセール「訳ありセール」。箱へこみ品や展示機の再整備品、特別在庫品などを特別価格で放出する年に一度の名物セールだ。

今年は"過激"な値引きがさらにエスカレート(?)した上、例年以上に商品を充実させたためか、盛り上がりも過去最大級。駐車場には長野県外のナンバープレートをつけた車も目立ち、セール開始前の朝の行列は200人超え。前日並び組まで出現していた。恐らく来年も似たような盛況さになるのであろうが、飯山の夏はかなり暑い。くれぐれも体調には注意して参加いただきたいと思うところだ。