市場調査・コンサルティング会社のシード・プランニングはこのほど、「オンライン結婚・恋愛マッチングサービス」に関する調査を実施し結果を発表した。調査期間は5月~6月。
2013年オンライン恋愛・結婚サービスの市場規模は59億円
同調査では、「オンライン結婚・恋愛マッチングサービス」を、オンライン上で結婚や恋愛のパートナーを紹介するサービスで、出会い系サイトなどの倫理性の低いサービスや、ユーザー情報が秘匿性の高いものを除いたものと定義。近年急速な需要の拡大が見られることを受けて、「オンライン恋愛・結婚サービス」に関する現状動向を調査し、2017年までの市場規模の予測を行った。
その結果、2013年のオンライン恋愛・結婚サービスの市場規模は59億円(対前年比118.0%)と推計された。2014年には、Facebookの機能活用をした恋愛マッチングサービスや、スマートフォンアプリ形態で提供されるサービス需要の急増により88億円(対前年比171.0%)までに拡大するという。
2017年の市場規模は128億円と予測
世界的に、PCサービスからモバイルアプリ、ソーシャルアプリを活用したサービスへと需要が移行する傾向があることや、日本でも手軽に使えるオンライン恋愛マッチングサービスの需要拡大が進んでおり、若年層のライトユーザーの需要を取り込むことでさらなる市場拡大が予測されるとのこと。
また、オンライン結婚サービスでは、結婚サービス需要の一部が低価格で気軽に利用できるサービスが一部のユーザーを取り込み、今後も拡大することが予想されるなど、これらの分析結果から、「オンライン結婚・恋愛サービスの市場規模は、2015年に100億円規模に達し、2017年に128億円に達する」と、同社は予測している。