ミヤタサイクルは8月4日に、永久保証付きの国産実用自転車「PREMIUM MIYATA -125ANNIVERSARY MODEL(プレミアム ミヤタ125アニバーサリーモデル)」を125台限定で発売した。
「使い捨て」ではなく「一生乗れる」自転車
同社は明治23年(1890)に日本で初めての安全型自転車を製造して以来、乗りやすさと丈夫さにこだわり、長く使える自転車を作り続けてきた。日本の軽快車は「シティサイクル」「ママチャリ」と呼ばれ、多くの人々の日常に役立ってきたが、大量生産大量消費の波に飲まれ、「使い捨て」の存在となりつつある。
そこで、「使い捨てられてしまう道具ではなく、一生乗れる自転車を」というテーマのもと、同製品を開発した。骨格となるフルステンレスフレームと前ホークに「永久保証」(※)を付帯。フレームなどのコアとなるパーツは同社のオリジナルを、ハンドルやリム、タイヤ、スポーク、ペダルなどの部品は、国内一流メーカーの部品を使用した。一代限りではなく、「親から子へ」「子から孫へ」と長いスパンで使い続けれられる実用自転車となっている。
注文を受けてから、1台1台職人がハンドメイドで作り上げる完全受注生産であることも特長のひとつ。ユーザーの好みを反映させられるように、サドル、ペダル、スタンド、グリップなどはカスタマイズすることができる。同社の伝統工芸の技とノウハウを生かし、独自の厳しい基準をクリアしたものだけを販売する。
価格はスタンダードタイプが15万8,000円(税込)。購入者には、シリアルナンバー、名前、車体番号を刻印した「オーナーズカード」を贈呈する。また、「一澤信三郎帆布」と同社が共同開発した、オリジナルトートバッグを装備した「PREMIUM MIYATA 125ANNIVERSARY 一澤信三郎帆布モデル」も、18万円(税込)で販売する。同製品の詳細は、特設ウェブサイトで案内している。
※同社は定期点検整備を行うことを推奨している。実施記録が確認できない場合は保証の対象外となる