ノバレーゼは8月の期間中、石川県の金沢市指定文化財「辻家庭園」にて「涼夕会(りょうゆうかい)」を4夜限定で開催する。
「辻家庭園」は、「北陸の鉱山王」として知られた横山家が大正初期に、別荘地兼迎賓館の庭園として造成した加賀藩の家老八家(旧加賀八家)の1つ。2004年には明治以降の庭園として初めて金沢市指定文化財に指定され、同年、建物の母屋と長さ50mにおよぶ板塀と表門が国登録有形文化財にも指定された。
庭園自体はかつて原則非公開となっていたが、2013年12月には母屋を和菓子でおもてなしする茶寮として開業。約6,600平方メートルの敷地全体も一般開放し、庭の散策も楽しめるようになった。
同イベントは、文化財でもある同庭園を背景に、地元・ひがし芸屋街の芸妓(げいこ)の舞を楽しみながら懐石料理を楽しむ宴となっている。
当日は、庭園内に2013年12月に新築した結婚式場の披露宴会場を貸し切って行う。披露宴会場の日本庭園側は、高さ7m横20mのガラス張りで、ライトアップされた美しい造園を眺めることが可能。その庭を背景に芸妓3人が舞い、三味線をひき、笛を奏でる。
そのほかにも、芸妓の歌に合わせて一緒に太鼓をたたく、金沢の伝統的なお茶屋遊び「お座敷太鼓」体験や、芸妓との記念撮影も楽しめる。
食事は、飲み放題付きで8品の懐石コースを1人1万5,000円(税込)で提供する。料理は料理長が当日の朝に近江町市場に買い出しに出掛け、旬の夏野菜など素材を見極め、その日限りの献立を組むとのこと。
すでに8月5日に開催されており、残る実施日は14日、21日、28日の18時30分~20時30分。事前予約制で各日先着50人限定とする。