日本マクドナルドホールディングスは5日、2014年7月の月次セールスレポートを発表した。それによると、7月の既存店売上高は前年同月比17.4%減となり、6カ月連続で前年を下回った。仕入先だった上海福喜食品(中国)の期限切れ鶏肉問題の影響で、売上高が大幅に減少した。

既存店客数は前年同月比9.6%減と15カ月連続のマイナス。既存店客単価は同8.6%減と15カ月ぶりのマイナス。全店売上高は同18.0%減と6カ月連続のマイナスとなった。

売上高ほか前年同月比(出典:日本マクドナルドホールディングスWebサイト)

7月は、「夏のマックFes!」の第1弾として「HOT&COOL」をテーマに、2013年に好評だったという「クォーターパウンダー ハバネロトマト」や、新たに「チキンフィレオ ハバネロトマト」、「BLT モッツァレラ&バジル」を展開。また、夏向け商品として「マックシェイク メロン」や「マンゴー マックフィズ」などを販売した。

今後は新たなメニューの提供やキッズ&ファミリー戦略の強化、品質とバリューの向上などの戦略を推進することに加え、商品への信頼を取り戻すための活動に最優先課題として注力していくとしている。

既存店売上高は、少なくとも13カ月以上開店している店舗を対象店舗として、その店舗の売上高を当年と前年それぞれ合計して比較したもの。