8月のリリースが噂されていたWindows 8.1の2度目の大型アップデートはマイナーアップデートになり、8月の定期アップデート(8月12日)で提供されることになったようだ。
5日に米Microsoftが公式ブログで「August updates for Windows 8.1 and Windows Server 2012 R2」という記事を公開し、噂されていた8月のWindows 8.1 Update 2の提供を否定した上で、8月の定期アップデートに含まれるいくつかの新機能を公表した。All About MicrosoftのMary Jo Foley氏によると、8月のアップデートはUpdate 2として開発されていたものだが、数カ月前にミニ版のスタートメニューの提供が見送られたことで、Update 2はWindows Updateを通じた小規模アップデートになった。
5日に明らかになった8月の定期アップデートに含まれる新機能は3つ。マウス接続時のタッチパッドのオン/オフ、タッチパッド上で右クリックを許可、ダブルタップとドラッグなど、タッチパッドを改善する3つの新設定の追加。PCをMiracastレシーバとして機能させるMiracastレシーバ。そしてSharePoint Onlineサイトにすばやくログインするためのオプションだ。SharePoint Onlineサイトに初めてログオンする時に「Keep me signed in」にチェックを入れると、成功したアクセスに関してはプロンプトが現れなくなる。
Foley氏やSupersite for WindowsのPaul Thurrott氏によると、今後Windows 8.1 UpdateのようなWindows 8.1の大型アップデートは行われない。一時は計画にあったUpdate 3はキャンセルされた。代わりに、MicrosoftはWindowsの次期メジャーバージョンと噂されるWindows "Threshold" (開発コードネーム)の開発にOSチームを集中させており、Foley氏によると秋以降にThresholdのプレビュー版が登場する。Thurrott氏は「Windows 9は大きなインパクトになりそうだ。そして混乱に満ちたWindows 8の時代は終焉を迎える」と述べている。