紀伊國屋書店は5日、電子書籍アプリ「Kinoppy」のメジャーアップデートを実施し、Androidデバイス向けに「Kinoppy for Android Ver.2.0」の提供を開始した。近日中にiOSデバイス向け「Kinoppy for iOS Ver.2.0」を公開、8月末をメドにWindowsおよびMac OSにも対応予定。最新版では、キャリア決済に対応したほか、デザインを一新、パフォーマンスも向上させた。

Kinoppy for Android

最新版では、ドコモ、au、ソフトバンク各社のキャリア決済に対応。毎月の携帯電話料金の支払いと一括してコンテンツの支払いが可能になる。Web Money、BitCashといった新たな決済方法にも対応した。

デザイン面では、ストアのデザインを一新し、トップページにバナー、ほしいものリスト、続刊案内などを配置し、商品の探しやすさ、買いやすさを重視したデザインに変更した。また、ビューア、本棚、ストアを通じて、各種機能の利用や設定を画面左右に配したスライド式サイドメニューから行えるように変更した。

ビューアは、エンジン部分に新設計のHybook Systems Ver.2.0を採用し、本を開くスピードやページ遷移などの操作パフォーマンスを大幅に高速化、特にEPUB電子書籍のパフォーマンスが向上しているという。また、スマートフォンとタブレットでは異なっていた、横置き時のビューアモードを共通化するなど、統一感を重視したつくりに変更。紙の書籍をぱらぱらと連続してめくる動作を再現した「慣性ページ送り機能」や「ページサムネイル一覧機能」によって本全体のスキミングや目的のページを素早く開くといった動作を可能にしているという。

同社では、今回のメジャーアップデートを記念し、本日5日より8月18日まで、ウェブストアおよびアンドロイド版アプリストアで「電子書籍全品ポイント20倍キャンペーン」を実施する。

(記事提供: AndroWire編集部)