リコーイメージングは8月5日、中判デジタル一眼レフカメラ「PENTAX 645」シリーズ用の交換レンズ「HD PENTAX-DA645 28-45mmF4.5ED AW SR」を発表した。発売は8月28日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は本体のみで50万円前後(税別)。
関連記事
リコーイメージング、5,140万画素CMOS搭載の中判一眼レフ「PENTAX 645Z」(2014年4月15日)
【レビュー】「PENTAX 645Z」は“買い”か? - 35mm判の一眼レフ感覚で使える中判デジタル一眼レフを試してみた
プロユースにも対応する中判デジタル一眼レフカメラ「PNETAX 645」シリーズ向けの「PENTAX645 レンズ」として初となるデジタル専用設計の超広角ズームレンズ。イメージサークルを2013年6月に発売された「PENTAX 645Z」のセンサーサイズに合わせて開発されており、「PNETAX 645」シリーズの中判イメージセンサーが持つ高精細画質を引き出す。
光学は12群17枚のレンズ構成となっており、高性能な非球面レンズ2枚、特殊低分散(EDガラス)レンズ2枚を仕様することで、諸収差を極限まで補正。十分な周辺光量と高い解像力を実現している。また、反射が少なく透過率が高い高性能マルチコーティング「HDコーティング」を採用し、逆光などの撮影条件でもゴーストやフレアの発生を抑制するとともに、特殊コーティング「エアロ・ブライト・コーティング(Aero Bright Coating)」の併用により超低屈折率と高透過率を実現した。
そのほか、3.5段分の補正効果のあるレンズ内手ブレ補正機構「SR(Shake Reduction)」、屋外での使用が考慮された防塵・防滴性能を備える。防塵・防滴性能は11カ所のシーリングにより、雨天や霧、水しぶきのかかる場所でも高い信頼性を誇る。
主な仕様は、対応マウントが645AF2マウント、焦点距離が28-45mm(35mmフィルム換算時:22-35.5mm相当)、最小絞りがF32、レンズ構成が12群17枚、絞り羽根枚数が9枚(円形絞り)、最短撮影距離が0.4m、最大撮影倍率が0.21倍。フィルター径は82mm、本体サイズは最大径が約99mm、長さが約151.5mm。質量は約1,470g(フード付きで約1,530g)となっている。