本坊酒造は8月6日、「THE REVIVAL 2011 シングルモルト駒ヶ岳」を限定6,000本で発売する。
同社ではかつて、国産ウイスキー創生者である岩井喜一郎氏の設計・指導のもと、山梨工場(現 山梨マルスワイナリー)でモルトの蒸留と貯蔵を行っていた。1985年に日本アルプス山系、駒ヶ岳の麓(ふもと)にある長野県上伊那郡宮田村に信州マルス蒸留所が完成したのち、ウイスキー需要低迷期にモルト原酒の蒸留を休止していたが、2011年より19年ぶりに蒸留を再開した。
同商品は、信州マルス蒸留所の復活を期して誕生したシングルモルトウイスキー。バーボンバレルで静かに熟成を重ねたモルト原酒から、霊峰「駒ヶ岳」の名を冠した。淡い琥珀(こはく)色でモルトの香りと果実香がわずかに漂うピート香がバランスよく調和しており、バニラのような香味が味わえる。
ウイスキーボトルには、上部と下部に2つの曲線がデザインした。上部は中央アルプスの稜(りょう)線を、下部は南アルプスの稜(りょう)線を表現しているという。価格は1万800円(税込)。