上野動物園は10月7日~19日および10月28日~11月9日、企画展「ビバ! 芸大生がやってきた!」を開催する。
上野動物園の動物たちをモチーフとした作品を展示
同園では毎年、台東区と上野の山の博物館や美術館などの文化施設が連携して様々な催しを開催する「上野の山文化ゾーンフェスティバル」に参加。同企画展はその一環として開催される、東京芸術大学の学生による動物作品展となる。
東京芸術大学は同園の隣にあり、芸大生にとって昔からずっと、同園の動物たちは格好のモチーフだった。同企画展では、Part1「ビバ! 日本画」とPart2「ビバ! 鋳金」に分け、そんな芸大生の作品を展示。動物の新たな魅力を伝える作品たちが、来場者を「ビバ!(万歳!)」と歓迎する。
会場には、ゾウ、キリン、タテガミオオカミ、ペンギン、なかよし広場の動物たち、ジャイアントパンダ、カピパラ、カワウソ、クジャクなどの作品が登場。そのほか今回の展示会場である、2014年で15周年を迎えた「両生爬虫類館(ビバリウム)」の動物にちなんだ作品も展示する。
Part1「ビバ! 日本画」は、10月7日~19日。日本画専攻2年生の作品25点を展示。Part2「ビバ! 鋳金」は、10月28日~11月9日。鋳金専攻2・3年生、および大学院生・研究生の作品26点を展示する。ともに会場は、同園西園「両生爬虫類館」エントランスホール(東京都台東区上野公園9-83)。いずれも期間中に作品の入れ替えを行う。
園長講演「懐かしのデパート動物園の濫觴」も開催
また、11月23日 14時~15時30分には、講演会シリーズ 園長講演「懐かしのデパート動物園の濫觴(らんしょう)」も開催。昭和20年代から30年代にかけて、いくつかのデパートの屋上に存在した「デパート動物園」の濫觴(物事の始まり)の経緯を解き明かしながら、日本の動物園のあり方について考える。
会場は、東京都美術館 講堂(東京都台東区上野公園8-36)。講師は、上野動物園長 土居利光氏。参加方法など詳細は、同イベントWebページを参照のこと。
画像提供:公益財団法人東京動物園協会