日本銀行は4日、2014年7月のマネタリーベース(日本銀行券発行高、貨幣流通高、日銀当座預金の合計値)を発表した。それによると、7月末のマネタリーベースは前月末(243兆4,305億円)比2,441億円減の243兆1,864億円となり、6カ月ぶりに減少した。
内訳は、日本銀行券発行高が86兆5,281億円(前月86兆5,236億円)、貨幣流通高が4兆5,991億円(同4兆5,923億円)、日銀当座預金が152兆592億円(同152兆3,146億円)となった。
併せて発表した7月のマネタリーベース平均残高は前年同月比42.7%増の243兆1,068億円となり、17カ月連続で過去最高を更新した。
内訳は、日銀当座預金が前年同月比84.8%増の152兆1,889億円と、過去最高を記録。日本銀行券発行高は同3.4%増の86兆3,217億円、貨幣流通高は同1.0%増の4兆5,962億円となった。