東京ビッグサイトにて、7月24~27日の期間で開催されたペット産業の国際見本市「Interpets ~人とペットの豊かな暮らしフェア~」。今年はトヨタ自動車、ホンダアクセス、ルノー・ジャポン、メルセデス・ベンツ日本も出展し、"ペットと出かけるための自動車"をテーマに、クルマやアクセサリーを紹介していた。
大手自動車メーカーが愛犬家に向けた取組みをアピール
昨年に続いて2回目の出展となったトヨタ自動車は、「スペイド」「ハリアー」の2車種に、トヨタ純正のペット用品や通販事業「ハピカラ」で扱うアクセサリーを装着して展示。昨年は参考出品としていた純正オプションを製品化して持ち込み、飼い主と犬にとって快適なカーライフを追求していく「トヨタ ドッグサークル」という取組みと合わせて、ペット関連ビジネスへの本気度をアピールしていた。
ホンダ純正用品を開発するホンダアクセスは、今回が初出展。年内発売予定のペット用純正アクセサリーを装着した「オデッセイ」「N-BOX」の2台を展示した。また、「わんこと一緒に楽しいおでかけを!」とのコンセプトで情報発信しているウェブサイト「Honda Dog」や、ペットと一緒に入店可能なディーラーの展開など、愛犬家に向けたさまざまな取組みも紹介していた。
乗用車として世界で最もフロアが低い「スぺイド」。小型犬でも足をかけて無理なく乗り込めると、愛犬家に好評だという |
トヨタ純正用品として、車内用ペットキャリーをはじめ、ペットシートカバーやリードフックなど計6点をラインナップ |
3回目の出展となったメルセデス・ベンツ日本のブースでは、同社初の試みとして、ペット用の純正アクセサリー(自動車用品)やコレクション(一般用品)を参考出品。5月29日に発売されたばかりのコンパクトSUV「GLAクラス」に、年内発売をめざして開発中のペットシートカバーを取り付けて展示した。こうしたイベント出展を通じて、顧客の生の声を聞き、商品開発に生かしていきたいと考えているそう。
ルノー・ジャポンは、大容量のラゲッジスペースが便利な「カングー」と、コンパクトクロスオーバー「キャプチャー」の2台を、ペットと出かけるためのクルマとして提案。とくに「カングー」は、一昨年の同イベントでも特別仕様車が展示されたこともあり、すでにペットオーナーに認知度の高い車種だという。純正アクセサリーのカラフルなペットキャリアやシートエプロンも紹介されていた。
ブースではメルセデス・ベンツ初のコンパクトSUV「GLAクラス」を紹介。スーパーマリオのCMが印象的なあのモデルだ |
ペットキャリーなどの純正アクセサリーのほか、お散歩バッグなどのコレクションも参考出品 |
ちなみに、「Interpets」が開催された展示ホールは、屋外駐車場から直接入場できるようにゲートが設けられていたこともあり、クルマでペットを連れてきたゲストが多数来場。自動車メーカー各社のブースは、そうした来場者で終始にぎわいを見せていた。