ユニットコムグループのブランドの1つであるパソコン工房が手頃な価格で購入できるWindows 8.1搭載の14型ディスプレイ搭載ノートPC「14P1200-C-FEM」を発売した。シンプルなデザインのボディに必要十分なスペックを詰め込んだPCは、家庭でのライトな使い方や事務作業を主体としたビジネスユースにぴったりだ。その外観や実力、実際の使い勝手について紹介しよう。

パソコン工房「14P1200-C-FEM」

シンプルデザインの14型ノートは持ち運びもOK

「14P1200-C-FEM」の第一印象は、とにかくシンプル。マットシルバーを基調にブラックを配置したデザインで、角などは尖ったところのないように丸くとられてはいるが、必要以上に曲線を使いすぎているわけでなく、すっきりとしている。

トップカバーは短辺に平行したヘアライン加工が施されており、中央に薄くロゴが入っているだけのあっさりしたデザインだ。底面側は黒い素材で、ヒンジに近いバッテリーパックあたりが多少盛り上がっている他、四隅に四角いゴム脚がつけられている。この脚のおかげで、デスクに置いた時には安定感が出る。

本体サイズは約幅340mm×奥行242mm×高さ26.5mmで、重量は約2.0kg。14型ディスプレイ搭載モデルとして、特別に薄型・軽量というわけではないのだが、十分軽快に利用できるサイズだ。実際に持ってみると、本体サイズに対して非常に軽く感じられる。もちろん実際には約2.0kgあるわけなのだが、かなり軽く感じられるから少々の重さを厭わないのであれば、モバイル利用することもできるだろう。

素手で持っても汚れが目立たない素材でもあり、底面側のゴム脚を除けば本体デザイン的に突起や凹凸も少ない。会議室等に素手で持ち運ぶにも、バッグに出し入れするにも扱いやすいという印象だ。

トップカバーはシルバーに薄いロゴが入ったシンプルでマットなデザインだ

短辺と平行したヘアライン加工が施されている

フルサイズキーボードとグレアディスプレイを搭載

キーボードはアイソレーションタイプのものを採用している。実測でキーピッチは19mm程度、キーストロークは1mm程度ある。配列に変形はなく軽いタッチで扱いやすいキーボードだった。キーとキーボード周辺はマットな黒い素材で、指が滑ったり張り付いたりするようなこともない。

タッチパッドはマルチタッチ対応で、左右クリックボタンがつながったタイプのものが採用されている。こちらはさらさらと指滑りがよい感覚だ。パームレストなども利用していて不快なほど熱くなることはなく、快適に利用できる。

ディスプレイはタッチ非対応で、表面に光沢のあるグレアタイプのものが搭載されている。解像度は1366×768ドットだ。高解像度ディスプレイではないからいくつものウィンドウを開きながらの複雑な作業などには向いていないだろうが、フルサイズのキーボードと十分なサイズのディスプレイが組み合わさったおかげでドキュメント作成等の作業自体はしやすい。

アイソレーションキーボードとマルチジェスチャー対応のタッチパッドを搭載

パームレストにもトップカバーと同じくヘアライン加工が施されている

必要十分なインタフェースを搭載

インタフェースは、本体の左右に配置されている。光学ドライブが搭載されているように見える場所があるが、ここは蓋がされていて実際には光学ドライブを搭載しない構成だ。

本体右側面にはマイク端子、ヘッドフォン端子、USB2.0ポート×1がある。左側面には電源コネクタ、有線LANポート、VGAポート、HDMIポート、USB2.0ポート×1、USB3.0ポート×1という配置だ。本体手前側の少し下部に回り込んだあたりにはSD/MMC/MEMORYSTICK対応カードリーダーがある。

14型前後までのノートPCではマイク/ヘッドフォンコンボ端子になっているものも多い中、個別に端子が用意されているのは嬉しい。ヘッドセットではなくヘッドフォンとスタンドマイクを利用したい人でも快適だ。また外部ディスプレイ出力がVGAポート経由とHDMIポート経由の2種類で選択できるのもよい。大型ディスプレイに接続できるのはもちろん、プロジェクターを利用したい時にはありがたいポイントだ。

本体右側面にはマイク端子、ヘッドフォン端子、USB2.0ポート×1がある

本体左側面には電源コネクタ、有線LANポート、VGAポート、HDMIポート、USB2.0ポート×1、USB3.0ポート×1を配置

ヒンジ側にはインタフェース類は配置されていない

手前側にはSD/MMC/MEMORYSTICK対応カードリーダーがある

ディスプレイ上部には100万画素のWebカメラが埋め込まれている