LINEは31日、「LINE」の不正ログイン(乗っ取り)被害について、公式ブログ上で「被害に関する問い合わせが減少してきている」と発表、さらに被害を減少させていくために、改めてパスワードの変更など対策を呼びかけている。しかし、Twitter上には依然として、不正ログイン(乗っ取り)被害を報告するツイートも多く見受けられる。
2014年6月頃より、「LINE」アカウントにおいて、「登録している友だちに身に覚えのないメッセージを勝手に送信される」、という不正ログイン(乗っ取り)被害が相次いで報告されている。また、「コンビニでWebMoneyを買ってくれ」など、電子マネーを購入を持ちかける詐欺被害も発生。22日には、警視庁サイバー犯罪対策課の発表を複数のメディアが報道。6月以降「LINE」の不正ログイン(乗っ取り)により、電子マネーをだまし取られる被害が、東京都内で100件あり、被害総額は約650万円に上ったとしている。
同社では、そうした不正ログイン(乗っ取り)対策として、パスワードの再設定や4桁の暗証番号であるPINコードの設定などを呼びかけてきた。そうした対策の効果か、31日の同社のブログには、「被害に関する問い合わせが減少してきている」と記載されている。だが、Twitterのタイムライン上には「LINE乗っ取り詐欺きた!」、「噂のLINE乗っ取り詐欺が来た!」「今流行りのLINEの詐欺来た」など、依然として被害を報告するツイートも多い。
同ブログ内では、改めてパスワードの再設定、PINコードの設定を呼びかけるとともに、被害を受けた際の対処法などをまとめたページヘのリンクを紹介している。また、同ブログの最後には、LINEを通じて、友だちから電子マネーの購入を持ちかけられたら、本当に本人かどうか、確認するよう促している。