EIZOは31日、3,840×2,160ドット解像度(60Hz/30Hz)の31.5型IPS液晶ディスプレイ「FlexScan EV3237」を発表した。発売日は9月19日。価格はオープン。同社直販サイト「EIZOダイレクト」の価格は199,800円。
疲れ目の抑制や消費電力の低減など環境面に配慮した、31.5型の4K2Kディスプレイ。パネルには視野角が上下左右178度のIPSパネルを採用し、4系統のデジタル入力端子や3系統のUSBハブなども備える。想定用途は金融市場やCAD、地図表示、表計算ソフトなどを多用する一般事務など。
高解像度ならではの表示機能として、複数の映像信号の入力を1つの画面上に並べて表示できる「Picture by Picture」機能、複数の映像信号を画面上の小枠に表示する「Picture in Picture」機能を搭載する。いずれも5種類の配置レイアウト設定が可能。
本体はチルトが上下40度、スイーベルが344度と可動範囲の広さに加え、表示色温度を500K(ケルビン)単位で調整可能なため、利用時の姿勢調節や目の疲れを低減できるとする。画面表示や省エネなどの各種設定機能は、新開発のソフトウェア「ScreenManager Pro」および「EIZO Monitor Configurator」により、マウス操作で設定できる。
その他の主な仕様は、画素ピッチが0.1815mm、標準輝度が300cd/平方メートル、応答速度が5ms(中間階調域)、コントラスト比が1,000:1、視野角が上下左右178度、通常消費電力が30W、最大消費電力が105W。
インタフェースは映像入力にHDMI×1、DisplayPort 1.2×2、DVI-D×1。また、USB 3.0対応の3ポートハブを搭載。USBアップストリーム×1、USBダウンストリーム×3(1系統はバッテリーチャージ対応)を備える。スピーカーは1W×2。
サイズはW731×D245×H439~578mm、重量は約10.6kg。100mmのVESAマウント規格に対応する。カラーはブラックとセレーングレイの2色。