資生堂はこのほど、20代~50代のビジネスパーソン2,400名を対象に、ニオイに関する実態調査を実施し結果を発表した。調査期間は7月8日~11日。
6割の男女が「自分の体のニオイの変化」を感じた経験アリ
「自分の体から発しているニオイ(口臭以外)の変化を感じたことがありますか?」と質問したところ、全体で59.4%(男性63.3%、女性54.4%)が「ある」と回答した。男性は「30代前半」と「40代前半」、女性は「40代前半」でニオイの変化に気付く人が多いようだ。
また、自分のニオイではなく、職場の人のニオイについても聞いたところ、「職場の男性の加齢に伴うニオイ」を感じたことがある人は全体の63.5%にのぼり、女性については35.9%と、3人に1人が女性の加齢臭も感じていることがわかった。
自分の加齢を感じるのは「頭髪」「体型」「肌」「ニオイ」
次に、自分のどの部分に加齢を感じるかと尋ねた結果、男性は「白髪(43.7%)」が最も多く、次いで「ニオイ(37.4%)」「体型の変化(34.1%)」「薄毛(31.6%)」と続いた。男性は頭皮に加齢を感じる人が多いようだが、実際に加齢対策をおこなっている項目は「ニオイ(29.6%)」という人が圧倒的に多かった。
一方女性はというと、「肌の老化(65.9%)」に加齢を感じる人が多く、次いで「白髪(56.5%)」「体型の変化(51.7%)」と続き、「ニオイ(35.6%)」は4位だった。加齢対策に関しては、やはり最も気になる「肌の老化(44.6%)」がトップで、次に「白髪(30.8%)」、3位に「ニオイ(30.5%)」となった。男女ともに、「ニオイ」に関するエイジングケアの意識は高いようだ。
加齢臭は「もわっとしたニオイ」
加齢臭の体感者に、それぞれの加齢臭がどんなニオイか聞いてみたところ、男性の加齢臭は「脂っぽいニオイ(36.0%)」「もわっとしたニオイ(28.0%)」という回答が多かった。女性の加齢臭は、「もわっとしたニオイ(19.9%)」と最も多く、次いで「酸っぱいニオイ(14.9%)」という結果に。男女ともに「もわっとしたニオイ」と捉える人が多いようだ。
一方で、男女の加齢臭を例える回答は分散しており、「ニオイを表現できない」という人も2割前後いることから、加齢臭のニオイに対する解釈や感じ方は、人それぞれであるとも言える結果となった。