JR西日本とジェイアール西日本不動産開発はこのほど、JR西日本グループが2013年度から取り組む「大阪環状線改造プロジェクト」の一環で、桜ノ宮駅・桃谷駅・野田駅・福島駅の大阪環状線4駅に高架下アートを施すと発表した。

桜ノ宮駅土留め壁

桃谷駅仮囲いパネル

野田駅高架橋柱にも8月4日にアートが完成予定

福島駅工事用仮囲いパネルのアートは8月下旬完成予定

高架下アートは、「明るい、きれい、わかりやすい」をメインコンセプトに、駅の美装改良を推進するとともに、高架橋柱や工事仮囲いパネルなどを美化することで、街の美観促進につなげる「高架下アート化計画」にも取り組む。2013年度は西九条駅・福島駅・弁天町駅・京橋駅と福島~野田間の高架下にて、「アート化計画」を実施。地元の幼稚園児や学生らがそれぞれの地域にちなんだ絵などを描いた。

今回、高架下アートを施す4駅のうち、桜ノ宮駅と桃谷駅はすでに絵が完成している。桜ノ宮駅では地元の幼稚園児により、汽車に乗る姿が土留め壁に描かれた。桃谷駅ではプロのイラストレーターが、列車と沿線風景を高架下工事用の仮囲いパネルに描いた。

野田駅の高架下アートは8月4日完成予定。大阪の食を代表する中央卸売市場をイメージしたデザインで、大阪芸術大学のOBが高架橋柱に描く。8月下旬完成予定の福島駅では、工事用仮囲いパネルがキャンバスに。大阪芸術大学の学生が描く絵は、飲食エリアの特色を生かし、「Bar(バル)」をテーマとしたものになるという。