JR西日本は、2013年度から取り組んでいる「大阪環状線改造プロジェクト」の一環として、森ノ宮駅のホーム上にコミュニケーションスペースを新設し、8月1日から使用開始する。あわせて来春完成予定の駅舎外観イメージも公表した。

コミュニケーションスペースの改良前の様子(画像左)と完成イメージ(同右)

駅舎外観の改良前の様子(画像左)と完成イメージ(同右)

改良にあたっては、同駅の北西に大阪城公園が広がる緑豊かなエリアであることや、駅近くの森ノ宮神社がかささぎの住む森があったと言われていることなどから、「森」をコンセプトに空間構成を実施。デザインコンセプトに関してはOCT大阪工業技術専門学校(大阪市)から提案を受け、具体化したという。

コミュニケーションスペースはホーム上の空きスペースを活用した施設で、床や壁面を木目デザインとし、大阪城公園の木々のイメージを演出。駅舎外観も、メインエントランスであり大阪城公園へつながる北西の外壁を緑化するとともに、ホーム外壁の一部をガラス化することで、森へのつながりを演出するとしている。

コミュニケーションスペースが使用開始となる8月1日には、案内情報を集約した大型インフォメーションボードや、行先の方面をわかりやすく示す大型案内サインも使用開始。駅舎外観が新しくなる2015年春までに、大阪環状線で唯一、ホームから大阪城が眺められる場所に、「城見エリア」を新設するという。