本日67歳の誕生日を迎えた俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーの強靭さが伝わる、最新主演作『サボタージュ』(2014年11月公開)の場面写真が、誕生日を記念して30日、公開された。

新たに公開された『サボタージュ』場面写真

シュワルツェネッガーはもともと、世界No.1クラスのボディビルダー。15歳の頃からボディビルに打ち込み、ミスター・ユニバースなど数多くのタイトルを獲得するほどの実力で、俳優転向後も、その圧倒的なボディを披露してきた。

67歳になっても衰えを見せず、来年全米公開予定の映画『ターミネーター:ジェネシス(原題)』に出演するにあたり、体を鍛え直したとのこと。「今でも気分は45歳」と豪語する彼は、「一日も欠かさずトレーニングするんだ。俺にとっては、それも人生の一部って感じさ」と、ボディをキープする秘訣を明かしている。

『サボタージュ』でシュワルツェネッガーが演じているのは、DEA(麻薬取締局)最強の特殊部隊を率いるリーダー、ジョン・ウォートン。屈強な外見と、不屈の精神から"ブリーチャー(破壊屋)"の異名を持つが、外見からはうかがい知れないダークなトラウマを内に秘めた、善と悪の二面性を併せ持つキャラクターで、シュワルツェネッガーは"裏"を感じさせる演技を披露する。

「観客は驚くと思う。作品が持つ深さと厚みのおかげで、並外れた予想外の映画になっている。すばらしい創作劇だと思う」と、本作に自信を見せるシュワルツェネッガー。最大の魅力は「奇妙な美しさがあることだ」と言い、「絶えずつきまとうような雰囲気があるうえに、登場人物全員がそれぞれの歴史を持ち、複雑に壊れたキャラクターになっている。美しく、幸せで、悲劇的でもある。そうしたすべてが優れたドラマを作り出しているんだ」と熱く語っている。