本田技研工業は29日、同社の航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company : HACI)が、米国ウィスコンシン州オシュコシュ市で開催されている世界最大級の航空ショー『EAA エアベンチャー2014』にて、2014年6月に初飛行したHondaJet量産1号機を初披露したと発表した。

初披露されたHondaJet量産1号機

HACIは、HondaJet量産1号機の初披露を記念する式典を行ったあと、会場上空でデモ飛行を実施して多くの観客を沸かせたとのこと。HondaJetの開発責任者でHACI社長の藤野道格氏は、「2005年に初めてHondaJetの技術実証機の公開飛行を行ったEAA エアベンチャーの会場で今日、量産1号機を初披露し、夢を原動力にチャレンジを続けるHondaの姿勢をお見せすることができたことを大変うれしく思います」と語った。

EAA エアベンチャーは、EAA(Experimental Aircraft Association)の主催によって毎年7月末~8月初旬の7日間開催され、会期中に約60カ国から50万人以上が来場、1万機以上の航空機が飛来する世界最大級の航空ショー。2014年の会期は7月28日~8月3日で、HondaJet量産1号機は8月1日までHACIブースで展示される予定。

HondaJet量産1号機のデモフライトの様子