喫煙者への本音について直撃しました!

分煙化が進み、禁煙ブームも追い風となって喫煙スペースが減っている昨今、愛煙家のみなさんは肩身が狭い思いをしているのではないでしょうか。煙草を吸わない人の中には「他人が吸っても気にしない」というおおらかな人がいる一方で、「全面禁煙化を希望!」「煙草はもちろん、喫煙者もイヤ!」という嫌煙家と呼ばれる人たちも存在しますよね。

今回マイナビニュースでは、自称「嫌煙家」のみなさんにアンケートを実施。喫煙者への本音について直撃しました!

無条件で許せない同僚、健康のために禁煙してほしい父親

極端な嫌煙家の中には、恋人や家族が煙草を吸うことを許さないだけでなく、友達付き合いにおいても喫煙者とは距離を置くタイプもいます。今回のアンケートでは、周りに喫煙者が「いない」と回答した嫌煙家の割合は45.3%と半数を下回ったものの、できれば喫煙者とは付き合いたくないというのが本音かもしれません。

周りに喫煙者が「いる」と回答した人たちにそれは誰なのか尋ねたところ、上司や同僚、取引先など仕事関係の人がダントツ! しかも、多くの人が彼らに対して嫌悪感を抱いていることが明らかになりました。とくに煙草休憩やニオイに非難が集中しているようです。

・「同僚。いつもタバコを吸うために外に行って仕事をサボっているし、隣に座っているのでタバコ臭いのが不快ですし、外に食べに行くときも喫煙席に座らなければいけない」(22歳女性/マスコミ・広告/営業職)
・「会社の社長。臭くて不快」(25歳女性/小売店/事務系専門職)
・「職場の同じ室の人。たばこのせいではない気がするが、せきやらくしゃみやらげっぷやら止めないので、この人を見ると(将来ああなるからたばこだけはやらない)と思う」(25歳男性/自動車関連/技術職)

続いて多かったのが「家族」という意見。距離を置きたくてもおけない関係だけに、嫌煙家にとってつらいですよね……。とくに「父親」が喫煙者であるケースが多く、クレームというよりは体のことを考えて「煙草をやめてほしい」と感じている人が目立ちました。

・「父親。健康に悪いからやめるべき」(23歳男性/その他)
・「父。体のことを考えるとやめてもらいたいけれど、言いにくい」(30歳女性/食品・飲料/技術職)
・「父。病気や手術の際のリスクは高まるし、母曰く一度はやめていた時期があるらしいため、やめればいいのにと思う」(24歳女性/医療・福祉/事務系専門職)

「友人」という意見も多かったのですが、こちらはとくに気にしていない様子。マナーを守っている分には「個人の自由」と考えている人が多いようです。

「におい」「煙」「健康に悪いところ」が許せない!

喫煙者との関係性によって感じ方に違いがあるようですが、嫌煙家が煙草を憎悪する気持ちは変わらないことでしょう。具体的にはどのようなところが一番イヤだと思うのでしょうか?

アンケートでは、半数以上(51.3%)の人が「におい」を挙げました。煙草のにおいは髪や衣服につきやすく、喫煙者が近づいてきただけで思わず「くさっ!」と言いたくなってしまうことも……。喫煙者には気付きにくいので、もしかしたら身近な人から嫌われている可能性も否めません。

続いて「煙(22.9%)」「健康に悪いところ(19.7%)」が挙げられました。自分は煙草を吸わないのに、受動喫煙によって健康を害されることがあるのですから、嫌煙家にとっては無視できない問題。この3点は嫌煙家が煙草を忌み嫌う理由といえるでしょう。

喫煙者に物申す!

喫煙者に対してかなり厳しい意見が並びましたが、最後に嫌煙家が喫煙者に対して言いたいことを紹介しましょう。

●マナーを守って!
・「歩きたばこや自転車に乗りながらのたばこなど、マナーの悪い人が多すぎます」(31歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「マナーを守らない人が一人でもいると、他のマナーを守っている愛煙家まで迷惑しますよ」(39歳女性/不動産/事務系専門職)
・「歩きタバコ。タバコを持ったその手はちょうど子供の目の高さであることを忘れないでほしい」(25歳男性/その他)

●体を大事にして!
・「お金を出して病気のもとを買っているだけだと思いますよ」(48歳女性/その他)
・「健康に悪いしお金もかかるから絶対にやめた方がお得です!」(30歳男性/情報・IT/技術職)

嫌煙家たちの本音を聞いて、その発言が心にグサッと刺さった愛煙家の方もいるのではないでしょうか。世の中的には分煙も進んでいますが、なるべくお互いが気持よく過ごせるようにしたいですよね。あなたはどう思いましたか?