日本経営協会は25日、「第1回女性管理職意識調査」の結果を公表した。同調査は、6月20日~26日の期間、女性管理職と民間企業及び行政・自治体などの組織を対象に実施。女性管理職400件、組織400件の回答を得た。
仕事に満足しているか?
女性管理職と管理職候補に対して 「現在の職場・仕事に対する満足度」を、「仕事の量」「ワークライフバランス」などの7項目に分けて質問した。
「満足度」が高かったのは「仕事における権限」(49.2%)と「職場での人間関係」(42.8%)という結果になった。また、一番低かったのは「成果に対する金銭的報酬」で、満足度は0.3%にとどまった。
「仕事をしている上で大切なこと」については、「仕事が面白いこと」(43.0%)、「自分自身の成長が実感できること」(33.0%)、「時間的余裕や精神的な余裕を持って仕事をすること」(31.5%)が上位になった。
企業は女性管理職をどう思っているか
組織にたいして、「女性管理職が能力を発揮したときに得られる効果」について聞いたところ、「多様性が増す」(56.3%)が最多となった。次いで「社員(職員)のモチベーション向上」(33.5%)、「社員(職員)の意識改革」(32.8%)、「風通しの良さ」(23.0%)などが上げられた。
また、「女性管理職に任せたい部署」については、「人事・教育関連」(52.5%)、「総務・庶務関連」(47.3%)、「経理・財務関連」(32.8%)などの「スタッフ部門」が上位を占めた。