マイナビは、6月30日~7月4日にかけて、2014年4月入社の新入社員1,241名を対象に「2014年マイナビ新入社員意識調査 ~3カ月後の現状~」を実施した。

今の会社に入社してよかったと思ったことがあるか尋ねた

入社してよかった点は「上司・先輩に恵まれた」

同調査は、同社実施の新入社員研修フォローアップ講座に参加した各企業の新入社員に実施した「入社3カ月後の新入社員の意識」の結果をまとめたもの。

今の会社に入社してよかったと思ったことがあるか尋ねたところ、90.7%が「はい(思ったことがある)」と回答した。2013年は93.1%であったため、やや微減している。

続いて、どんな時にそのように感じるか聞いたところ、1位は「上司・先輩に恵まれたと感じた時」が53.9%(2013年7月:56.3%)、2位は「仕事ならではの経験が出来た時」40.3%(2013年7月:40.6%)、3位は「給与をもらえた時」36.7%(2013年7月:34.7%)となった。

社会人になってどう感じたかという問いに対し、68.6%が「厳しかった」と回答した。前年同月と比較すると、「想像していたよりも、厳しかった」「想像していた通り、厳しかった」が増加し、「想像していたよりも、厳しくなかった」が減少している。4月時点で"厳しさを想定していた"層が社会人になって、想像以上に社会の現実の厳しさに直面している様子が見て取れる。

社会人になってどう感じたか

厳しかったと感じたのはどんな時か具体的に尋ねると、1位が「能力・スキル不足を実感した時」(78.0%)、「人間関係の困難さを感じた時」(36.3%)、「仕事内容が困難だと感じた時」(34.8%)だった。

前年よりも「人間関係の困難さを感じた時」が3.7pt増加しており、自身のスキルだけではなく、上司や先輩とのコミュニケーションに際しても試行錯誤していることがわかる。