総務省は25日、2014年6月の全国消費者物価指数(CPI、2010年=100)を発表した。それによると、値動きの激しい生鮮食品を除く総合指数(コア指数)は前年同月比3.3%上昇の103.4となり、13カ月連続で上昇した。上げ幅は前月の3.4%から0.1ポイント下落した。前月比では同水準だった。
総合指数は103.4で、前年同月比では3.6%上昇、前月比では0.1%下落。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は100.6で、前年同月比では2.3%上昇、前月比では0.1%下落した。
各項目の総合指数に対する寄与度を見た場合、ガソリンなどの上昇幅が拡大したものの、電気代などの上昇幅が縮小したエネルギーにより、上昇幅が0.04ポイント縮小した。
同省は併せて、2014年7月(中旬速報値)の東京都区部の消費者物価指数を発表。それによると、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比2.8%上昇の102.0となり、15カ月連続で上昇した。前月比では同水準だった。
総合指数は101.8で、前年同月比では2.8%上昇、前月比では同水準。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は99.7で、前年同月比では2.1%上昇、前月比では同水準となった。