NTTドコモは7月25日、2014年度第1四半期の決算を発表した。同社の説明によれば、6月1日に提供を開始した新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」の契約者数は、7月24日現在で600万契約を突破したという。
決算発表会の終了後に行われた加藤社長の囲み取材では、記者団からその新料金プランについての質問が相次いだ。3キャリアが似たような新料金プランを提供している中、これまでのところ他社からはそれほど目立った評判を聞かない。しかし、NTTドコモでは早期に600万を突破したとのこと。この理由について聞かれると、加藤社長は「これまでの料金プランは「複雑だ」「高い」というような声を多くいただいていた。そうした声にできるだけ応えるように設計したので、それが利用者の方に伝わったのではないか。他社に先駆けて一番最初に発表した、ということも評価いただいている部分があると思う」と所感を述べた。
ドコモショップに来店して、わざわざ旧料金プランを選んで帰る利用者も、一定数はいるという。ただ「新しく動かれる方は、新料金プランを選ぶ方が多い」とのこと。最終的に、新旧プランの利用者の比率はどうなる見込みか、との質問に加藤社長は「答えるのは難しい。長い目で見ても、どうなるか分からない。でも、家族単位で設計できるのが新料金プランの魅力。多くの人に利用してもらえたら」と回答した。