7月25日より一般販売

突然ですが、アメコミヒーローってカッコイイですよね! 中でも僕が好きなのはバットマンとアイアンマン。強大な力を持ちながらも、どこか人間くさいところが大好きです。

そんなアメコミヒーローのアイアンマンが、まさかの等身大フィギュアで登場したという話が飛び込んできました。ととと、等身大!?

いったいどういうことなのか。展示会にお邪魔してみましたよ。

展示会場に入って真っ先に目に飛び込んできたのは、巨大なアイアンマンの姿! かっこいい! これはトニー・スターク別宅の格納庫「ホール・オブ・アーマー」に格納されている場面ですね。

それにしても本当に大きい。並んでみると自分よりも余裕で背が高いのです。しかも細部までよくできていて、近寄ると造形がかなり細かいことがわかります。

迫力満点!

厚みは26cm

裏面はこんな感じ。構造としては、お祭りなどで売っているお面みたいな感じになっているわけですね。あえて前半身だけにすることで、壁などにぴったりとくっつけることができるようになっているのだとか。日本の自宅事情を考えると、インテリアとして部屋に置くためにはこれがベストなのでしょうね。

こんな部屋に案内されたら驚愕するでしょう

よく見るとテーブルにはコンパクトな方のフィギュアも。これはこれでいいけど、大きさのインパクトってやっぱりすごいなと実感

ちなみにこちらがインテリアイメージ。ソファやテーブルといった家具と並べると、その大きさが際立ちますね。これは来客の目を引くこと間違いなしですよ。自宅だけじゃなく、職場に飾ってみると、お客さんとの打ち合わせで話の種になりそうです。

また、この日は見ることができなかったのですが、部屋を真っ暗にすると、目、アークリアクター、リバルサー、ホールオブアーマーの一部が発光するとのこと。ものすごく細かいところまでこだわっているんですね。

ところで、本当にこれを一般向けに販売するんですか? こんな大きくて精巧な商品だと、ちょっと庶民には手が届かない金額になるのでは……。

そんな心配をしていると、担当者から衝撃的な一言が。

「こちらの商品、『3Dウォールフィギュア アイアンマン マーク7 ホール・オブ・アーマー』は、税込み・送料込み(国内の場合)で39,800円で販売いたします」

安っ! びっくりするくらいに安い。高さ2メートルもあって彩色済みのアイアンマンが、どうしてそんな金額で売れるのでしょうか。

「実は今回、玩具業界史上として初めて、2メートルの1枚パネルを加工する特殊技術を用いて製作しているんです。これにより、製造過程における大幅なコストダウンに成功したんですよ」

2メートルの1枚パネルを加工……? それはどういうことなのか。首をひねっていると、ちょうど会場に設置されたモニターで製造過程が流れました。

成形工程が映像で紹介されていました

これが先ほどのアイアンマンのもとになるアクリルパネルです。たしかに1枚のパネルですが、これがどうやってあの形になるのか。

アクリルパネルがグッと盛り上がって

空気を抜かれるかのようにしぼんでいきます

だんだん形ができてきました

完成。ここまで10秒程度しかかかっていません

……そんなことを考えているうちに、みるみるパネルがアイアンマンの姿に成形されていきます。下からボコっと盛り上がったかと思うと、今度は真空パッキングでもするかのようにしぼみ始め、アイアンマンの細かい造形があっという間にできあがりました。まるで手品でも見ているようです。

「金型にコストはかかっていますが、1枚パネルを加工しているのでこの金額で販売できるのです。それと、映像をご覧いただくとわかる通り、最初から着色した状態で作っています。これがもし、成形後に手で着色するとなると、もっと価格に跳ね返ってきていたでしょう」

なるほど。しかし、着色といっても、この形になったときのことを計算して、正確な場所に塗らないといけませんよね。それって、めちゃくちゃ大変なのでは?

「そこはもっとも苦労した部分ですね。また、アクリルパネルを膨らませた際に伸びる部分が出てくるので、そこはどうしても厚みが薄くなってしまいます。成形後も厚みを2mmに保ってしっかりと強度をもたせるためにはどうすればいいかもかなり苦労しましたね」

そもそも、等身大アイアンマンのアイデアは、ポスターをレリーフ状にできないかというところから出発したのだとか。そこから、さらなるインパクトを求めて、等身大に立体化したいと考えたのがスタートだったといいます。玩具業界でもブリスターパッケージ(玩具を包むアクリルのパッケージ)などで近い技術は使われてはいるものの、これほど大きなものは業界的に前例がなく、企画から実現までに1年間を要したのだそうです。

女性でも軽々と持てます

アクリルパネルなので、重さも4.5kgと超軽量! 女性でもこの通り、楽に持てる重量です。これなら万が一引っ越す場合でも苦労せずに運べて楽ちんですね。では細部までこだわって作られた『3D ウォールフィギュア アイアンマン マーク7 ホール・オブ・アーマー』の各部位を、もっと近寄って見てみましょう。

頭部

右肩

左肩

お腹

つま先

……いやはや、細かい部分まで本当に完璧です。参りました!

今後は第二弾として、『スター・ウォーズ』に登場するR2-D2を等身大フィギュアとして再現することが決定しているとのこと。そのうち、映画のワンシーンを自宅の部屋で再現できる日がくるかもしれませんね。『3D ウォールフィギュア アイアンマン マーク7 ホール・オブ・アーマー』は、バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にて予約受付中で、予約期間は7月25日~9月29日。価格は39,800円で、発送は2014年11月を予定しています。

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