「鈴鹿8時間耐久ロードレース」に挑む「PATRABOR・TEAMJP DOGFIGHTR YAMAHA」藤田拓哉氏

『機動警察パトレイバー』の実写プロジェクト『THE NEXT GENERATION ‐パトレイバー‐』が、バイクレーシングチーム「DOG FIGHT RACING」とコラボレーションを果たし、7月24日より開幕した「鈴鹿8時間耐久ロードレース」でお披露目された。

「DOG FIGHT RACING」は、1996年に設立されて以来、ロードレース参戦活動を通して製品開発を続けている老舗のバイクレーシングチームで、今回のコラボレーションは映画の"THE NEXT GENERATION=新世代"というキーワードが、チームの若きエース藤田拓哉氏とオーバーラップ。そして、高性能なレイバー(=マシン)の力を引き出す操縦士(=ライダー)の存在、レイバーを最良の状態に維持管理する整備班(=メカニック)など、さまざまなキャラクターが見事にマッチングしたことにより実現した。

チーム名は「PATRABOR・TEAMJP DOGFIGHTR YAMAHA」。「98式AVイングラム」のカラーリングをモチーフにしたマシン、レーシングスーツ、ヘルメット、ピットデザイン、レースクイーンなど、映画の舞台となる"特車2課"をイメージし、7月24日~27日に三重県・鈴鹿サーキットにて開催される国内最高峰のバイクレース「鈴鹿8時間耐久ロードレース」でお披露目されている。ライダーのゼッケンは"98"。以降、「全日本選手権」など国内のレースに参戦するという。

今回のコラボレーションを受けて、レーサーの藤田氏は、「『パトレイバー』は自分の両親の年代にもの凄く流行っていたアニメなのでコラボして走れることをうれしく思いました」と喜びをあらわにし、「8耐参戦を通して多くの方に感動を与え、笑顔にしたいと強く熱い気持ちになりました。目標の210LAP TOP10以内を目指して全力で駆け上がって行きます」とパトレイバーファンに向けてアピールしている。

チーム代表を務める室井秀明氏は、「『機動警察パトレイバー』が始まった1988年は私がこの業界にプロとしてデビューした年でもあり、毎日悪戦苦闘しながらの下積みの日々がオーバーラップして大変懐かしい思い出ですね」と語り、「今年は新世代ライダーの藤田を中心に、昨年以上の成長を見せられるようチーム一丸となって鈴鹿の夏を駆け抜けたいと思います」と意気込みを語っている。

また、サーキット会場ではTシャツなどのコラボグッズも販売。参戦状況などの詳細は公式サイトで随時発信される。なお、今回の鈴鹿8耐では『新世紀エヴァンゲリオン』コラボ仕様車もエントリーをしており、「98式イングラム」VS「初号機」のレース展開も話題となっている。

『THE NEXT GENERATION ‐パトレイバー‐』は、これまでTVアニメ、OVA、コミック、小説、劇場版など幅広い展開を続けてきた『機動警察パトレイバー』シリーズ初の実写作品で、全12話を劇場用の7章に分けて順次上映。現在は第3章が公開中で、特車二課の生命線となるコンビニ「Max Weber」で起こった立て篭もり事件を描くエピソード4「野良犬たちの午後」と、サーファー失踪事件が起こる熱海に巨大怪獣が現れるエピソード5「大怪獣現わる 前編」という2話構成となる。そして8月30日には、エピソード6「大怪獣現わる 後編」とエピソード7「タイムドカン」の公開を控えている。

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