エイチームのグループ会社である引越し侍はこのほど、「マイホーム」についての調査結果を発表した。同調査は7月、女性向けサイト「ラルーン~女性の悩みケア~」会員を対象として実施。全国の女性2,505名から回答を得た。
マイホームの保有率は5割
「マイホームを持っているか」を聞いたところ、持っている人とそうでいない人の割合は、ちょうど半分ずつとなった。「マイホームに住んでいない」と答えた人の現在の住まいは、86%が「賃貸」、6%が「夫の実家」、4%が「妻の実家」となった。さらに、夫、もしくは妻の実家と答えた人に、「今後マイホームを購入する予定があるか」を聞いたところ、約6割が「予定はない」と答えた。
マイホーム保有率を地域別にみてみると、「北海道」が55%と高かったが、「東京都」「愛知県」が51%、「大阪府」が53%となり、大都市圏は全国平均よりマイホーム保有率がやや高く、地方のマイホーム保有率は50%を切っていた。
マイホームは「新築戸建」が7割超
「保有するマイホームの種類」について聞いたところ、「戸建(新築)」が71%、「戸建(中古)」が12%、「マンション(新築)」が11%、「マンション(中古)」が6%となり、およそ8:2の割合で戸建が多いことが分かった。なかでも新築の戸建が7割以上を占め、新築と中古の割合はおよそ8:2だった。
地域別に見てみると、「東京都」は「戸建」の割合が61%で、全体平均よりも20%以上低かった。対して「愛知県」は「戸建」の割合が86%と全体の平均よりも高いうえ、「新築戸建」の割合だけで79%を占めていた。
マイホーム購入のきっかけ1位は「家賃を払うのがもったいなかったから」
「マイホームを購入するきっかけ」を聞いたところ、1位は「家賃を払うのがもったいなかったから」が67%で、2位の「もっと広い家に住みたかったから」(32%)の2倍以上となった。以下、「結婚」(28%)、「増税前だったから」(23%)が続いた。
戸建とマンションで購入のきっかけを分けてみたところ、回答の割合に若干の違いが見られた。とくに「増税前だったから」という回答が、新築の戸建のみ3割近くを占めており、"増税前の駆け込み購入"は、実際に行なわれていたことが分かった。