「村上信夫の"人生はフルコース"」

帝国ホテル 東京は8月1日から9月15日まで、帝国ホテルタワー地下1階トラディショナルダイニング「ラ ブラスリー」にて、特別メニュー「村上信夫の"人生はフルコース"」を提供する。

膨大なアーカイブからメニューを厳選

故・村上信夫氏は、帝国ホテルの第11代料理長。"ムッシュ"の愛称で親しまれ、日本におけるフランス料理の普及・発展に努めたという。同氏の料理は、「近代フランス料理の祖」と呼ばれるオーギュスト・エスコフィエの伝統的な料理法の基本を、忠実に守ったものとなっている。

同コースメニューは、同氏が残した膨大なメニューのアーカイブから、「ラ ブラスリー」シェフの能勢洋氏が料理をセレクトしたもの。前菜、スープ、魚料理、肉料理、デザートを選び、一部に現代的なアレンジを加えながら、コース料理として組み立てて提供するという。

前菜は、1991年に村上氏が開いた美食会「フランス料理の夕べ」から選んだ「ハムと半熟卵のジェリー寄せ フランス風」。スープには、夏のメニューとして毎年人気だという「冷製 白桃のスープ」をセレクトした。

魚料理は1994年の「フランス料理の夕べ」から「平目の洋酒蒸し お野菜入り カレー風味クリームソース」、肉料理は村上氏の著書『帝国ホテル 村上信夫のフランス料理』から「フィレミニョン ニノン風 生姜風味」。デザートは、同書の「モスクワ風シャルロット」となる。

5品のフルコースで、コース料金は1万3,000円(税込 サービス料別)。同店の所在地は、東京都千代田区内幸町1丁目1-1 帝国ホテルタワー地下1階となる。営業時間は、ランチで11:30~14:30ラストオーダー、ディナーで17:30~21:30ラストオーダーとなる。