映画『るろうに剣心 京都大火編』(8月1日公開)のプレミア試写会が23日、東京国際フォーラムで開催され、メガホンをとった大友啓史監督が主演の佐藤健らと共に舞台あいさつを行った。

映画『るろうに剣心 京都大火編』のプレミア試写会に出席した大友啓史監督

原作はコミック累計発行部数5,800万部を突破した人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』。2012年に実写化された『るろうに剣心』は興行収入30.1億円を記録し、世界64カ国で配給、31カ所の国際映画祭に出品された。第2弾となる本作は製作費30億円、撮影期間6カ月、エキストラ延べ5,000人とさらにスケールアップ。原作ファンの間で最も人気の高い「京都編」をベースに、日本制圧を目論む新たな敵が待ち受ける京都が舞台となっている。

この日は同作のイベントでは最多となる9人(佐藤健、藤原竜也、武井咲、伊勢谷友介、青木崇高、神木隆之介、土屋太鳳、高橋メアリージュン、江口洋介)の主要キャストが集結した。約4,000人の観客を前に佐藤から一人ずつあいさつし、マイクを手にとった大友監督は、同作の後編である9月13日公開の「伝説の最期編」が編集中であることを明かし、「現場の熱い皮膚感覚が残った状態でまだ作業を進めています」と報告。「皆さんのリアクションを見て勇気づけられて現場に帰りたい!」と呼びかけ、会場の笑いを誘った。

そして、「これだけ人気の漫画のキャラクターを生身で演じるというのは、なにで凌駕していくかというのが僕にとっては勝負になります」と実写化の難しさも説く。「その時に俳優陣がどこまで魂を込めて、魂を削ってその役になりきってくれるか」が重要だと言い、「そういう意味では今回の俳優の皆さんはまさに魂を削り、全身全霊を込めてそれぞれの役を演じてくださいました」とキャスト陣を絶賛。「それが作品のものすごい力」と本作の魅力を表現し、「この力はたぶん海の向こうにも超えていきます」と前作に続いて世界規模での展開に期待を寄せた。

左から大友啓史監督、江口洋介、青木崇高、武井咲、佐藤健、藤原竜也、伊勢谷友介、神木隆之介、土屋太鳳、高橋メアリージュン