明治安田生活福祉研究所は7月10日、「結婚」をテーマとする調査結果を発表した。調査期間は2014年3月21日~24日、全国の20歳~49歳の男女3,616人を対象にWEBアンケートで実施された。

40代女性の5割が「離婚」を考えた経験アリ!

「離婚を考えること、考えたことがあるか」

調査ではまず、20代~40代の既婚者に、結婚して良かったかどうかと尋ねたところ、男女ともに8割以上と、多くの人が結婚して良かったと思っていることがわかった。

一方、「離婚」を考えたことがあるかと質問したところ、「いま考えている」「ときどき考えることがある」と回答したのは、男性19.6%、女性23.4%となった。その割合は、年齢が上がるに連れて高くなり、最も高かったのは40代女性で28.2%だった。さらに、「以前考えたことがあるが今は考えていない」という回答も含めると、40代女性は52.8%という結果に。実に2人に1人が一度は離婚を考えたことがあるという実態が浮き彫りとなった。

ちなみに、離婚を考える理由としては、「性格・価値観の不一致(62.9%)」「(相手の)金銭の浪費(22.2%)」「家事・育児に協力的でない(20.2%)」「配偶者の親・家族との関係(18.3%)」などが上位だった。

女性の5割が「熟年離婚」「卒婚」を支持

「熟年離婚についてどう思うか」

次に、「熟年離婚」について尋ねたところ、「良い」「まあ良い」と回答したのは、男性30.4%、女性50.6% と、男女間に20ポイントもの開きがあった。

「卒婚についてどう思うか」

続いて、婚姻関係は解消することなく、夫婦が互いに束縛せずに自分のライフスタイルを楽しむ関係を意味する「卒婚」について聞いたところ、「良い」「まあ良い」と回答したのは、男性31.8%、女性53.4%と、「熟年離婚」と同じような結果となった。また、「熟年離婚」よりもソフトなイメージがあることから、男女とも「卒婚」を肯定する人の方が、わずかに多かった。