ワコムは、同社がこれまではiOS向けとして提供していたデジタルノートアプリ「Bamboo Paper」を、Android、Kindle Fire、Windows 8向けにもリリースした。それぞれGoogle Play、Amazon Androidアプリストア、Windowsストアからダウンロードできる。価格は無料。

Android向け「Bamboo Paper」の画面。このほか、Kindle Fire用、Windows 8用も公開された(iOS用は以前より公開)

「Bamboo Paper」は、ひらめきやアイデアを気軽に書き留められるデジタルノートアプリ。まるで本物のノートを使っているかのように、メモ書きやスケッチを行えるのが特徴で、これまではiOS対応版のみが提供されていた。2014年2月に発表されたデジタルインクの標準化技術「WILL(Wacom Ink Layer Language)」を組み込むことで、ハードウェアやソフトウェアの垣根を越え、Android、Kindle Fire、Windows 8といった主要なモバイル機器向けOSへの対応が実現。これにより、異なるOS間でのノートの交換や共有、アイデアの練り直しなどが可能となっている。

また、同社製スタイラスペン「Bamboo Stylus」シリーズや「Intuos Creative Stylus」などを組み合わせて利用することで、デジタル文房具としてより良い書き味と描画体験を堪能できるという。

さらに、AndroidやWindows 8版のリリースにともない、これらの初期バージョンをダウンロードしたユーザー全員に、メモ書き用の「鉛筆ツール」からお絵かき用の「ブラシ」など、各種ペンツールが期間限定で無料提供される。(iOS版では従来通りアプリ内課金によるアドオンとして提供)。なお、Android用の「Bamboo Paper」を動作させるには、7インチ以上のタブレット端末(Android 4.0以降)が必要となる。