オールアバウトはこのほど、同社が運営する、人々の決断を支援するために展開しているサイト「国民の決断」にて、「出産」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は6月25日~7月2日、首都圏(東京、埼玉、神奈川、千葉)在住で既婚・子どもがいる20~69歳の男女を対象として実施。1,105人から有効回答を得た。

20代の6割近くが、結婚後1年未満で第一子を出産

65%が結婚してから2年未満で第一子を出産

「結婚してから第一子出産までの期間」を聞いたところ、「結婚してから2年未満」で出産をした人が全体で65.3%だった。5歳刻みの年代別でみると、結婚後2年未満で生んでいる人の割合で最も高かったのが「20代前半」で92.8%、一番少なかったのは「40代後半」で48.1%だった。

20代前半の半数近くはすでに第二子を出産

さらに、「第一子出産から第二子出産までの期間」についても聞いたところ、50代以上は7割近くが第二子を出産していたが、40代前半で6割、30代後半では5割以下しか第二子を出産していないことがわかった。

50代後半より上の世代の6割が「自然の成り行き」で第一子を出産

20代前半では第一子を計画的に出産した割合が半数

「第一子の出産について、計画的であったかどうか」を聞いたところ、50代後半以上の約6割が「自然の成り行きに任せた」と回答。50代前半より若くなるほど、計画を立てている割合が多い傾向が見られ、20代前半では6割以上が「計画を立てた」と回答した。

第一子を計画的に産んだ人は第二子についても計画を立てることが多い

第二子については、第一子よりも全体的に計画を立てている人が多く、年齢別では第一子と同じような傾向が見られた。また、「第二子が計画的であったかどうか」を「第一子の傾向別」に見てみると、第一子が「計画的を立ててその通りになった」人の7割が「第二子も計画的かつその通りになった」と回答。第一子が「自然の成り行き」であった人の7割が第二子も同じ傾向であることがわかった。

第一子出産前の懸念点、1位は「金銭的な余裕がない」

世代が若くなるにつれ、家計の心配が増す

「第一子出産前の懸念点」について、性・年代別で見てみると、20代~30代の男女は「金銭的な余裕がない」を挙げる人が多く、40代男女も加えると「ちゃんと育てられる自信がない」を挙げる人が多い傾向にあった。また、20~40代女性の2割が「出産が怖い」と答えた。「特に当てはまらない」と回答した人は、全体的に20~40代に比べて50代以上が多かった。