アイドルグループ・SKE48および乃木坂46の松井玲奈が19日、都内で行われた、映画『gift』の全国公開記念イベントに出席した。
愛知県限定で公開した本作は、松井と俳優の遠藤憲一がダブル主演を務めたロードムービー。傍若無人で偏屈な性格のため周囲から疎まれている会社会長・篠崎(遠藤)は、キャバ嬢・沙織(松井)と出会う。肉親の愛を得られず孤独に育った沙織は、篠崎の「お前の100時間、100万円で買ってやる」という持ちかけに応じる――というストーリーで、映画は全国公開中。
本作が映画初出演の松井は、「玲奈ちゃん、おめでとう!」という観客からの祝福の声に、「全国公開されて良かった~」とにっこり。役どころについて「沙織はテンション低めで世の中には何も良いことがないと思ってる」と語った松井は、「中2の時の自分にそっくり。反抗期の頃を引っ張り出しながら演じました」と撮影を振り返った。また、共演の遠藤が「今度は玲奈ちゃんと不倫する役を演じたい」と語っていたことが話題になると、「良いんじゃないですかー? 不倫良いですね」と微笑むも、慌てて「違います! 悪い女をやりたい」と訂正して笑いを誘った。
この日のイベントには、沙織を追う借金取り・千葉役の柿澤勇人と宮岡太郎監督も出席。劇中で自分が舐めていたアメを松井の口に突っ込むシーンがある柿澤は、温かい声援に迎えられ「ボコボコにされるんじゃないかとドキドキしてたけど、松井さんのファンは素晴らしい」と安堵の表情を浮かべたが、松井は「アメを口に入れられるなんて聞いてなかった。監督に裏切られた」と苦笑い。そんな松井は、女優への一歩を踏み出し「もっと暗い役を演じてみたい。不幸顔なのでどこまで不幸が似合うのか確かめたい」と笑顔で意気込んでいた。