ワイモバイルが8月1日からサービスを開始する。イー・アクセスとウィルコムが合併して、すでに新会社としては両ブランドのサービスを提供しているが、8月1日からは「Y!mobile」ブランドとして新たなスマートフォン向け料金プランも提供する。同社は第4のキャリアとして成功できるのか。発表会の内容を踏まえつつ、同社の戦略から先行きを考えてみたい。

Y!mobileのサービスが8月1日からスタート

ワイモバイルは、音声定額でユーザーを伸ばしたウィルコムと、パケット定額でヘビーユーザーを獲得してきたイー・アクセスが合併したため、お互いのメインであった音声ユーザー向けのPHS、データユーザー向けのPocket WiFiは継続。PHSは4機種、Pocket WiFiは1機種を8月1日以降、導入する。料金プランは従来のものが継続される形だ。

PHSの新機種「STOLA 301KC」(左)と「BISINESTA 301JR」

秋モデルとしてさらに2モデルを投入する

Pocket WiFi 303HWはフルセグ・ワンセグ対応のテレビチューナーを内蔵して、スマートフォンやタブレットでテレビが視聴できる

ただ、エリック・ガン社長はこれらを「フランス料理の前菜」と表現し、「メイン料理」として紹介したのは2機種のスマートフォンだ。