台湾Synologyは、ホームユーザー向けの4ベイNAS「DiskStation DS415play」を発表した。CPUに1.60GHzデュアルコアのIntel Atomを採用、ハードウェアベースのコード変換エンジンを備えており、本機に集めたビデオをオンデマンドで最大1080pフルHD品質にトランスコードし様々なデバイスで共有できる。日本市場向けには8月中旬に発売を見込んでおり、価格は税込68,800円を予定。

DiskStation DS415play

マルチメディア・ライブラリを様々なデバイスでも利用したい人向けに設計されており、1080p対応のハードウェアベースの内蔵コード変換エンジンによって、メディアファイルを任意の形式に変換したり、手軽にストリームしたりすることが可能だ。また最大4ベイのストレージ構成に対応しており、柔軟にRAIDを構築できることでデータのバックアップを効率化できる。さらに4ベイともツールレスで交換可能でホットスワップに対応。

CPUは1.60GHzデュアルコアのIntel Atomで、メモリは1GB容量のDDR3。Windows環境でRAID 5構成時の同社テストでは、平均読み書き速度112.45MB/秒、同書き込み速度101.21MB/秒のデータ転送速度を実現しているという。

ほか主な仕様は、対応ストレージ(別売り)が3.5/2.5型SATA×4基で、最大容量は24TB(6TB HDD×4基)まで。外部インタフェースはUSB 3.0×2ポート、USB 2.0×3ポート、GigabitEthernet×1ポート。Wake on LAN/WAN対応。本体サイズはW203×D233.2×H165mmで、重量は2.03kg。

ファイルシステムの最大サイズは16TB、最大iSCSI Target数は10、最大iSCSI LUN数は10、RAID クローン/スナップショットをサポート。対応RAIDは独自のSynology Hybrid RAIDのほかJBOD、RAID 0、RAID 1、RAID 5、RAID 6、RAID 10。対応クライアントOSはWindows XP以降、Mac OS X 10.5以降、Ubuntu 9.04以降。