熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップを中心に、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分の芸能ニュースを総ナメできる!

※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【ノンストップ!】→【ノン】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ】と略表記します

7月14日(月)

■「坂上忍が超マジ恋愛相談。自身の結婚は?」【ノンストップ】

依然、飛ぶ鳥を落とす勢いの坂上が、有料メルマガのファン交流イベントを行った。その内容は、「坂上忍が女の悩みを本気で考える会」。坂上はファンからのディープな恋愛相談に「もうちょっと軽い質問ないですか?」とボケながらも毒舌は一切なく、極めて誠実に答えている。一度会えば誰でも分かるが、坂上は本当にいい人なのだ。

記者から14歳年下の恋人について聞かれた坂上は、「この間、『あなたは絶滅危惧種のような気がする』と言われてショックを受けました。僕は考え方が昭和だし、電話が鳴っても出ないから」と苦笑い。これはホメ言葉ではなく、彼女なりに考えた精一杯の皮肉だろう。やはり結婚の予定はないようで、彼女が妊娠でもしない限りありえないとのこと。絶好調の仕事とペットの犬を優先させたい、ということか。

これを見た設楽統は、意外そうな顔で「ファン交流イベントやってるんですね。『ブスは嫌い』とかハッキリ言う坂上さんのようなタイプに意見を聞きたい世の中になっているんでしょうか」と分析。一方、出演番組本数1位の設楽は、かなり言葉を選んでいる。

■「能年玲奈の『ホットロード』が新宿封鎖!」【スッキリ】

来月公開の映画『ホットロード』が、日曜午後に新宿三丁目の大通りを封鎖して完成披露イベントを行った。伊勢丹前に敷かれた66mのブルーカーペットを歩いたのは、主演コンビの能年玲奈と登坂広臣。能年が「こんなにたくさんの人が集まって興奮しています」と語ったように、3,000人の観客から声援を浴び、握手やサインなどで応えていた。

その後、劇場に移動して行われた舞台挨拶も大盛況。伝説マンガの映像化だけに、能年は「原作の空気を大切にして演じました」と話したが、その顔は明らかに緊張していて声はかすかに震えている。ただ、印象に残ったエピソードを聞かれると、「(登坂の)首を殴るところと、頭突きをするところがあって、『大丈夫かな』と思って聞いたら、『思い切りきてください』と言われて……けっこう痛かったと思います」と答えたのは、いかにも能年らしい。

さらに、この日は能年の誕生日で、母親役の木村佳乃がケーキを持ってかけつける微笑ましいサプライズもあった。21歳になった能年は、『あまちゃん』以来の本格的な主演作となるが、『スッキリ』でも特集が組まれるなど、万全のPR体制が敷かれている。

7月15日(火)

■「伍代夏子、画像無断転載でブログ閉鎖へ」【ノンストップ】

紅白歌合戦に20回出場し、杉良太郎とのおしどり夫婦としても有名な伍代が、思わぬ失態をおかした。

自分のブログに、他サイトの画像を無断使用していたことが発覚。所属事務所が「過去の記事を全て見直すために」ブログの閉鎖を発表した。たとえば、卵焼きの写真はキッコーマン公式サイトのものを使ったらしいが、肖像権や著作権などにうるさい芸能界で、ここまでの子どもじみたミスは珍しい。

伍代は、「お恥ずかしい話、私は今の今までウェブ上にある画像は自由に使っていいものだと思っておりました」「思い通りの写真が撮れなかったときは、書いた記事のイメージに合った写真をわざわざ探して載せていたのですが…それは、著作者の許可が無ければ載せてはいけないことだったのですね。深く反省しております」と謝罪した。

ただ、「52歳の伍代が常識知らずだった」というだけでなく、「料理下手であること」もバレてしまったのは痛手だ。「これからは、きちんと許可をいただき掲載させていただきます。お料理と写真のウデもみがきますネ」とコメントしたが、そこにニーズはあるのか。

7月16日(水)

■「キムタク歓喜! ドラマ『HERO』が今年1位の視聴率を記録」【とくダネ】

14日にスタートした月9ドラマ『HERO』の初回視聴率が26.5%(関東地区)を記録。これは今年放送されたドラマでトップの数字であり、昨年大ブームを起こし、最終回で40%超えを果たした『半沢直樹』の初回19.4%を大きく上回る快挙だった。

収録中のスタジオでこの結果を聞いた主演・木村拓哉は大喜び。「ただただただただうれしいです。現場で城西支部のみんなとハイタッチできたこと、監督と握手できたことに感謝しています。引き続き、(次回放送分を)受け取ってください」とコメントした。近年はフジテレビも木村拓哉も視聴率の低迷に悩まされてきただけに、喜びはひとしおなのだろう。

昨今のドラマは、こうしたネットニュースやSNSの口コミでの高評価がリアルタイム視聴につながり、数字が右肩上がりになっていくケースが多い。『家政婦のミタ』『半沢直樹』は、その最たるものだが、『HERO』もその流れに乗ったか。スタジオではフジテレビ社員のアナウンサーたちが満面の笑みで、作品の素晴らしさを力説していた。「フジ復活」を印象づけたかったのかもしれない。

■「早くも上半期ニュースのベスト10を発表。兵庫県がワンツー!」【ミヤネ】

7月も半ばを過ぎたところで、番組は『2014上半期"お騒がせ"ランキング』を発表。男女200人に番組独自のアンケートを行い、街の声を拾った。

その結果は、10位「竹田恒泰の両天秤疑惑」、9位「布川敏和、つちやかおりの同日時間差離婚会見」、8位「大沢樹生の長男DNA不一致騒動」、7位「のこぎり男、AKB48握手会襲撃」、6位「片山祐輔被告が保釈中に"自作自演"メール」、5位「女性都議にセクハラやじ」、4位「佐村河内守氏のゴーストライター騒動」、3位「ASKA被告が覚せい剤で逮捕」、2位「野々村竜太郎元県議の号泣会見」、1位「小保方晴子氏のSTAP細胞捏造疑惑」。

宮根誠司は、「今年は全部インパクトがあったから覚えている。それにしても、テレビ局の神戸支局が大忙しだった。STAPが神戸だし、野々村議員が西宮だし」と笑い飛ばした。芸能界の熱愛発覚やお祝い系ニュースが1件もないのは寂しい。

7月17日(木)

■「上戸彩が不倫妻への決意を語る。夫・HIROも応援」【とくダネ】

この日スタートのドラマ『昼顔』のPRで上戸彩が出演。連ドラ出演は大ヒットした『半沢直樹』以来だが、「不倫におぼれる若妻」という真逆の役柄に挑んでいる。

ショッキングな内容のドラマ出演を引き受けたことについて上戸は、「プロデューサーの話を聞くうちに演じたくなってきました。(不倫は)『そんなリスクを負わなくてもいいのに』と思っていましたが、(自分の役は)どこまでいくんですかね~私も気になっています。本当にどんどん面白くなっていきますから」と自信満々のコメント。別のインタビューでも、「過激なラブシーンや濡れ場にも挑んでいきたい」と言っていたが、新境地開拓への意気込みなのか。

また、ドラマを見た夫のEXILE・HIROから「『(彩は)おばちゃんに見えない』とダメ出しされたけど、『深みのある面白いドラマ』と言ってもらえました。(過激な役に関しても)仕事についてはいつも応援してもらっています」と言われていたことが話題になっていた。

最後に、「男性の方に見ていただきたいと思います」と意味深に笑った上戸。けっきょく小倉智昭は、HIROとの夫婦仲にはひと言も踏み込めなかった。

■「篠田麻里子 全店舗が閉店。いったい何が?」【ミヤネ】

元AKB48の篠田麻里子が監修、デザインを手がけたブランド『ricori』が15日で全店舗の営業を停止した。自己破産を申請するとみられているが、いったい何があったのか?

かつて篠田は、「常にデザインは1000はストックしています。ブランドコンセプトは"かわいい+α"」と自信満々に宣言し、昨年2月に新宿1号店、その後大阪に2店舗、福岡に1店舗、今年2月にも渋谷店をオープンさせるなど、一気に事業拡大。篠田は3月に、「モデルにプロデューサー。2つの立場で出られて立ち位置的にはおいしいですよね。ブランドとしても、もう少し知名度を上げていけたらと思っています」と話していたし、先週更新された店のスタッフブログには、今週からはじまるバーゲンの予告もされていただけに疑問が残る。実際、大阪の店には発表前夜22時にメールで知らされ、従業員も驚いているというから、混乱は大きそうだ。

篠田は自身のツイッターで、「『ricori』が閉店することになり、大変驚いています。私、篠田麻里子も去年までアドバイザーとしてお手伝いしていただけに残念です。今まで応援してくれたみなさん、ありがとうございました」とコメントした。ブランドプロデュースを撤退した女性タレントと言えば、若槻千夏と佐々木希。彼女たちは撤退の理由を「方向性の違い」「本業との両立が難しい」などと言うが、運営会社にしてみれば「広告塔としての価値と売上が全て」なのかもしれない。

7月18日(金)

■「トリンドルは好きな男に熱視線でアプローチ」【PON!】

『三井アウトレットパーク木更津』のオープニングセレモニーに出演したトリンドル玲奈。テープカットやオープンのカウントダウンに参加し、館内アナウンスも挑戦する活躍ぶり。その後の独占インタビューは、あべこうじが担当。まずは様子見の質問で、「思わず惹かれてしまう男性の仕草は?」と聞かれたトリンドルは「ネクタイを締めるとき。カッコいいな~と思って」と笑顔で即答する。続いて、好きな男性へのアプローチを聞かれると、「自分からずっと見ています」と照れる。ただ、その男性と目が合ったらクルっと後ろを向いて目をそらすらしい。事務所的には、さわやかキュートな満点コメントだろう。最近は女優業への進出が目立ち、恋愛報道は一切なかったが、彼女も22歳の女性。『テラスハウス』での熱い恋愛トークもあって、パパラッチたちは狙っているはずだ。

ちなみに、今ハマっているのは魚。「魚を食べないとその日が終われない。今は一番メジャーな鮭。皮がパリパリの……」と目を輝かせていたが、こうしたところがヒントになって熱愛発覚につながっていくものだ。

■「息子がふっくん&つちやの離婚後を語る」【PON!】

さんざん世間をさわがせたあげく、先月離婚した布川敏和とつちやかおり。その後、めっきり名前を聞かなくなっていたが、2人に代わって長男の布川隼汰がコメントした。

出演映画の試写会で両親の離婚について聞かれた隼汰は、「どうなんですかね……両親は両親なんで任せています。僕も成人を過ぎているので、特に話すことはないです」とあっさり。明らかに共演者へ気をつかっているのだが、毅然とした態度は両親にはないものだ。

現在は、「父と一緒に暮らしていますが、(父は離婚後も)普通に過ごしていますよ」と明かした。さらに、つちやとも「ちょくちょく会っている」という。デビュー当初の隼汰は、両親のネタでしかテレビ出演できなかったが、最近は俳優としての活動が増えつつある。両親の騒動が彼の糧になっているのかもしれない。

前述した『ミヤネ屋』の上半期ニュースを見ると、タレントよりも一般人のネタが目立っていた。彼らはもはやタレント以上の知名度だが、裏を返せば芸能界が不振だったということ。大物カップルの誕生も、「これ」という流行語も、一発ギャグもなかったのは残念だ。下半期は、世間をさわがすビッグニュースと新たなスターの誕生に期待したい。

■木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。