福島県の首都圏情報発信拠点である「日本橋ふくしま館 - MIDETTE」では、福島の魅力を五感で楽しめる商品やイベントを随時展開している。中でもOLやビジネスマンが"隠れ家"的に利用しているサービス、ワンコインの「飲み比べセット」が話題になっているようだ。

福島が誇る日本酒を500円で飲み比べ

福島の酒・食・技の商品が2,500点以上

様々な日本酒が随時500銘柄以上並ぶ

JR東日本の総武本線「新日本橋駅」から徒歩1,2分のところにある「日本橋ふくしま館 - MIDETTE」は、今年の4月12日にオープンしたばかりの施設。愛称の「MIDETTE」は、「見てね、来てみてね」といった誘いの気持ちを福島の方言で表現している。全国に誇る日本酒や果物、工芸品といった特産品の魅力をはじめ、季節ごとの観光情報や食の安全・安心を確保する取り組みなど、復興に向かう"ふくしまの今"を発信している。

館内には福島の酒・食・技を生かした2,500点以上をそろえており、特に日本酒に関して「福島県外でこれほど福島の酒が充実したところはない」と館長の加藤泰広さんが話すように、随時500銘柄以上の日本酒を展開している。その品は、全国新酒鑑評会で金賞に選ばれるような重厚なものから、日本酒ベースのヨーグルトリキュール「Snowdrop」のような気軽に楽しめるタイプのものまで、幅広くそろえている。

500円で3種の地酒が楽しめる

ただ、500銘柄以上もあると自分にぴったりの日本酒を選ぶのは難しいもの。そこで展開しているのが、冒頭で述べた500円というワンコインで楽しめる「飲み比べセット」である。

こちらは平日の17:30~19:30限定で実施しているもので、週で変わる3種の日本酒を立ち飲みスタイルで味わえる。時には全国新酒鑑評会で金賞受賞作も仲間入りすることもあるそうだ。実施当初は仕事終わりのビジネスマンが多かったようだが、今では女性グループの姿も見かけるようになったという。現在は平日のみだが、今後は「休日・祝日にも拡大できれば」と、加藤さんは話していた。

より福島の味を堪能できるようにと、福島の味を詰めたおつまみも200円で提供。こちらは旬のものを味わってほしいという想いも込めて、詰め合わせたものを日替わりで用意しているので、その味が気に入ったら、日本酒とともにおつまみも購入してみるといいだろう。

その日のよって変わるおつまみも200円で提供

福島県の日本酒は、平成24年酒造年度全国新酒鑑評会で26銘柄、平成25年の会では17銘柄が金賞に選ばれ、2年連続で金賞受賞数日本一になった。全国屈指の酒処・福島の味を気軽に楽しめる場として、「日本橋ふくしま館 - MIDETTE」に足を伸ばしてみるのはいかがだろうか。

なお、同館では随時イベントを展開しており、7月18日~20日には各日先着500人に伊達市の桃「日川白鳳(ひかわはくほう)」を2個プレゼントするほか、20日には起き上がり小法師の絵付け無料体験なども企画している。

売上げ数で言うと菓子「ままどおる」が人気のようだが、食以外にも様々な品をそろえている

※記事中の情報・価格は2014年7月取材時のもの。価格は税込