2014年度中の完成を目指して工事が進む、首都高速道路・中央環状品川線の夏休み親子見学会が8月10日に開催される。7月22日まで参加希望者を募集している。

首都高速道路の中央環状品川線は、大井JCT(ジャンクション)で湾岸線と、大橋JCTで中央環状線と3号渋谷線と接続する、約9.4㎞の路線。中央環状線の南側部分にあたり、完成により、中央環状線は全線開通となる。首都圏中央連絡自動車道、東京外かく環状道路、首都高速中央環状線の首都圏3環状道路の中では、最初に全線開通することになる。

今回実施する夏休み親子見学会では、大橋JCT付近のトンネル工事現場などを見学できる。同所は国立競技場とほぼ同じ大きさとなり、全国初となるJCT屋上への回遊式和風庭園の整備を行うなど、未来の東京を担う構造物として整備されている。現在は、地下空間で2本のシールドトンネルをつなげて分岐・合流部分を構築する作業が進められており、内装工事などトンネル内部の工事も並行して行われているという。

なお、見学会の募集対象は、小学校3年生以上の児童と保護者150人、および18歳以上の希望者50人。応募は首都高速道路の公式サイトで受け付けている。