島国・日本。ゆえに、日本に住んでいる外国人の多くは飛行機を利用して日本にやって来ただろうし、また、人により頻度に差こそあれ、何度となく飛行機で母国と日本を往復しているはず。アメリカと日本を結ぶ路線はあまたあり、就航する航空会社も多いことから、きっと日本の飛行機にも詳しいはず! というわけで、日本通アメリカ人に日本の飛行機について聞いてみた。
圧倒的人気の日系エアライン
電化製品や自動車で有名な日本だが、飛行機に関しては現状、フランスやドイツ、スペインなどが協力してできたエアバス社か、アメリカのボーイング社のものが国際線の使用機材のほとんどを占めている。そのため、飛行機のことを聞くと必然的に航空会社についての回答となった。
アンケートをお願いしたアメリカ人全員が口をそろえて、「日本の航空会社はアメリカの航空会社と"雲泥の差"」という。その理由は、「きれいだから」「CAのサービスが丁寧でいい」「機内食がおいしい」とのこと。
アメリカの航空会社でも機内食に力を入れている会社はあるが、エコノミークラスで比べると、確かに日本の航空会社の方がおいしいかも? しかし、それは単に日本人が考えたレシピで作った和食だからというだけのことかもしれないし、洋食で勝負したら同じようなものかもしれない。だが、サービス面では「気のせい」だけではなさそう。サービス大国JAPANゆえ、「CAさんのケアが細かいところまで行き届いている」というのは納得だ。
日系エアラインは高級イメージ
さて、アメリカ路線に就航している日本のエアラインというと2社しかなく、言うまでもなくANAとJALなのだが、お気に入りはやはり人それぞれのようだ。
「ANAしか乗らないけど、なかなかいいと思う。こないだアメリカの某航空会社に乗ったらボロボロで最悪だった」とか、「JALが好きで、ここ2年は日本の航空会社しか利用していない」という意見もあるように、日本のエアラインしか乗らない! と決めている人もいるよう。もちろん、日本路線向けには最新の機材を使用していないとしても、ピカピカできれいな最新機材を保有しているアメリカの航空会社もある。
「日本の航空会社を利用する方がより素敵な体験になる」、また、「サービスは圧倒的に日本の航空会社の方がいいが、値段がすっごい高い」という意見から見ても、日本の航空会社を利用しての渡航はちょっとぜいたくなイメージであることがうかがえる。実際は早割などもあるので季節や路線によっては米系ばかりが安いというわけではないが、確かに日本の航空会社には「高い」というイメージはあるかもしれない。
とはいえ、「高くてもそれに見合うサービスである」というジャッジをするアメリカ人が多い模様。合理的と言われることが多いアメリカ人のお墨付き。次の旅行は日本のエアラインを活用してみては?
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