東京都日野市の多摩動物公園は、8月の土・日曜日およびお盆期間、開園時間を3時間延長し、「サマーナイト@TamaZoo 2014-ゆったりのんびり夜の動物園」を開催する。

夜の動物たちのイメージ

通常17時の閉園時間を20時まで延長

同イベントは、日が暮れゆく園内で、普段見られない夕暮れから夜の動物たちの様子を観察できるというもの。各動物の放飼場の一部はほのかに明るく照らし、サバンナ放飼場で休むキリンを眺めながら、食事やビールも楽しめる。開催日は飲食施設、お土産販売の営業時間も延長。また8月13日~17日の期間、ライオンバスは18時までの運行(通常は16時まで)となる。

なお、夜間開園に伴う動物への影響を考慮し、17時以降は一部のエリアを閉園。動物の体調などによって早めに展示を終了または中止する場合があるほか、観察できない、または観察終了の時間が異なる動物や施設もある。

音楽イベントなど多彩なイベントを開催

また、夜間開園日にはさまざまなイベントを開催する。

「コウモリを観察しよう!」は、ライオン園の上空を飛ぶ野生のアブラコウモリを観察。コウモリの飾りをつけて記念撮影ができるブースを設置する。日時は各土曜日18時~18時30分前後より約30分間。日没後15分~30分くらいに良く見られるため、毎回実施時間が変わる。当日の実施時間は園内放送で通知する。場所はアフリカ園サファリ橋。雨天中止。

「虫となかよし」イメージ

「モルモットとおともだち」では、かわいいモルモットとふれあい、抱っこすることができる。日時は毎週日曜日18時30分~19時30分。10分毎の入替制(整理券の配布は16時30分~)。定員は各回20名。場所はどんぐり広場。雨天中止。「虫となかよし」は、いろいろな虫に触って、昆虫たちの不思議を体験できる。日時は8月13日~17日、17時30分~18時30分。場所は昆虫園本館昆虫ホール。

「旧類人猿舎公開」は、かつてゴリラやチンパンジー、オランウータンを飼育していた動物舎の様子を、東京動物園ボランティアーズのドーセントグループスタッフが案内する(動物はいない)。日時は8月9日、30日の18時~19時30分(入場は19時15分まで)。場所はアフリカ園旧類人猿舎。「動物イルミネーション」は、ゾウやキリンなどの輝くLED動物イルミネーションが出迎える。日時は全日18時~20時。場所は昆虫坂。「ライトアップ」は、同園正門にあるゾウの石像をキャンドルでライトアップ。日時は全日18時~20時。

「夕暮れライブ」は、夕暮れの動物園で、歌や音楽を聴きながら、くつろぎの時間を過ごせる音楽イベント。8月2日の17時30分~18時10分は「岩崎愛子さん多摩ZOOソング」。おもに子どもを対象とした歌のコンサートで、動物園の応援歌「パラダイス」などを歌う。場所はウォッチングセンター前広場。

「ハワイアンバンドとフラ」イメージ

8月9日の16時30分~17時10分、18時~18時40分は「スーパーウクレレトリオ elli+katz+noryのミニコンサート」近藤エリ氏、勝誠二氏、松尾憲昌氏のウクレレに、近藤洋史氏のベースを加えた軽快なコンサート。場所はアフリカ園食堂前。8月16日の17時~18時は「ハワイアンバンドとフラ」。ハワイアンバンドの生演奏をバックに、夏の夜をフラで盛り上げる。場所はウォッチングセンター前広場。

「モリンホールとホーミーの演奏」イメージ

8月23日の16時30分~17時10分、18時~18時40分は「モリンホールとホーミーの演奏」。馬頭琴奏者のウルグン氏が、モンゴル民謡で有名な楽器モリンホール(馬頭琴)の演奏と、モンゴル特有の歌唱法ホーミーによる歌を披露する。場所はアフリカ園食堂前。8月30日の17時30分~18時は「モジャ・ンビリー演奏会」。西アフリカ・セネガルの伝統的楽器に魅せられて集まったグループが、打楽器「サバール」を使ってアフリカ音楽の躍動感を披露する。場所はウォッチングセンター前広場。

場所は東京都日野市程久保7-1-1 多摩動物公園。開催日は8月2日、3日、9日、10日、13日、14日、15日、16日、17日、23日、24日、30日、31日。開演時間は9時30分~20時(通常17時。開催日の入園は19時まで)。入園料は一般600円、中学生200円、65歳以上300円。小学生以下および都内在住・在学の中学生は無料(生徒手帳の提示が必要)。