暑さが増してきた今日この頃。久しぶりにエアコンをつけたら、イヤ~なニオイがした…という経験はありませんか? だからといって、お手入れをするのは少し面倒に感じる人も多いでしょう。そこで今回は、掃除サービスを提供する、ダスキン ケアサービス開発部 サービスマスター開発室の田中さんに、誰でもできる簡単なお手入れ法についてお話を伺いました。
しばらく使っていなかったエアコンの、不快な臭いの原因は何ですか?
「エアコン内部に蓄積したホコリやカビが原因だと考えられます。それらの胞子が吹き出し口から一気に出てくるため、嫌な臭いを感じるのです。久々にエアコンをつける場合は、運転させてから10分間ほど窓を開けて換気をし、内部から出てくるホコリやカビを室外に出すことをおすすめします」
誰でもできる、エアコン掃除の簡単テクを教えてください。「自宅でできる簡単なお手入れといえば、フィルターの掃除です。エアコン本体から取り外して、新聞紙などの上に置き、掃除機でホコリを取り除けばOK。ただし、もし掃除機で取りきれない汚れがある場合は、浴室などで水洗いをしましょう。頑固な汚れには中性洗剤を使ってください。洗い終わったら、フィルターをよく乾燥させてから元に戻します。取扱説明書には、『2~4週間に1回は掃除しましょう』と書かれていますので、できる限りこまめに掃除をするよう心掛けたいものです。また、エアコン本体の上にもホコリが積もっている場合があるので、ハンディモップなどで取り除きましょう」
エアコンを消した後にも、何かお手入れは必要ですか?「スイッチを消した後ではなく、“消す前”がポイントです。冷房運転を行うと、エアコン内部は結露します。ですから、そのままにしておくと、大変カビが生えやすい状況になってしまいます。そこで、少しでもカビの発生を抑えるために、お部屋を冷やした後は30分~2時間程度“送風運転”をしてからスイッチを切りましょう。そうすることで、エアコン内部が乾燥し、カビが生えにくくなります」
お掃除以外にも、エアコンを清潔に保つ簡単な方法があるんですね。ダスキンでは、みなさんが触ることのできないエアコン内部の掃除(1台目は12,960円)も行っているので、そういったプロのサービスを利用するのもいいでしょう。まずは田中さんのアドバイスを参考に、フィルターの掃除をしっかりと行って、快適なエアコンライフを送りたいですね。
また、最近ではカビの発生を抑える「カビ防止機能」が付いたエアコンも多く販売されています。こういった機能が付いたエアコンを使用すればカビの発生を軽減できる可能性があるので、こまめに掃除する時間がないという方は、買い替えを検討してもよいかもしれません。
取材協力:ダスキン
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