こんにちは、恋愛研究者のANNAです。今回のコラムは「男性が思わずくいついてしまう話題(アピール)」についてお話しします。
私は個人経営の小さなお店からキャバクラ、そして高級クラブでもホステスをしてきましたが、驚いたことに、男性の年齢・収入・職業などが変わっても、男性が喜んで盛り上がる会話は共通していました。
男性は女性の「かわいい自虐ネタ」が大好き
それは、女性が「かわいい自虐ネタ」を話して、男性がうれしそうに食いつき、イジる、という会話です。では、男性が喜ぶ「イジらせポイント」にはどんなものがあるのか、例を挙げてみましょう。
・彼氏がいない、モテない、独身(休日やクリスマスも暇、さびしい、など)
・太っている(ぷよぷよしている、おなかが出ているなどを気にしている、など)
・胸がない、色気がない(「どうせ胸ないもん」「色気より食い気に走るよ」など)
・変な髪型、変な顔(「前髪切ったら金太郎って言われた」「どうせ、鼻低いですよ」など)
・お金がない、庶民(「貧乏で昨日からポッキーしか食べてない」「吉牛大好き」など)
・おバカ、天然(「あれ? 中国の首都って韓国だっけ? 」「為替って? カワセミ? 」など)
・オヤジ(家ではジャージで日本酒を飲むなど)、オバサン(「どっこいしょ」と言うなど)
・わがまま、自分勝手、ずうずうしい、性格が悪い、高飛車(「重ーい、持って」「私そっちがいい、とりかえて」「私、自分のことしか考えてないから♪」など)
・食い意地が張っている(とにかくたくさん食べる、「なに? おいしいもの? 行く行くー」など)
・ドジ、抜けている(よくつまづく、物を落とす、「これ? 料理をしてたら包丁で切っちゃった」など)
以上のような「イジらせポイント」は、まだまだ無数にありますよね。
「イジらせテク」の基本的な流れ
「イジらせテク」の基本的な流れは、「あなたが『かわいい自虐ネタ』を振る」→「男性が笑ってイジる」→「あなたが怒る」です。3つ目はあなたが怒って言い返すのが基本ですが、照れ笑いする、しょぼんとするなどの場合もあります。
「イジらせポイント」をちゃんと用意している女性、「イジらせる」のが上手な女性は、男性と仲良くなるのがうまく、モテます。そして、「イジらせポイント」が固定すると、次回からも同じ流れのバリエーションで楽しく会話ができるので楽なのです。
男性が女性をイジったりツッコんだりするとき、心からバカにしているのではありません。このように隙をつくってくれる女性のことを、本当は賢いとわかっています。
あなたが女性なら、こんなわざとらしい会話は「寒い」と思うかもしれませんが、男性は「かわいいなあ」「助けてあげたい」「俺でもいけるかも……」と、彼女に親しみがわき、好感を持つのです。
逆を考えてみてください。かわいいのでモテる、クリスマスは異業種交流会、ダイエットは順調、お金もあって、料理上手で失敗もない、寂しくもないし、しっかり者、いつも人生が充実している! こんなことを表明している女性を相手にして、いったいどこに彼の出る幕があるのでしょう。
「イジらせる」際の注意点
ここで注意してほしいのは、イジらせるためのかわいいい自虐ネタが有効だということです。相手に「イジらせる」際に気をつけたいポイントをあげておきます。
・「イジらせポイント」は、会話の流れ(例えば質問に対する返事などの形)で自然に出てくることが望ましい。
・病気・家族関係・金銭・トラウマ(心的外傷)などの深刻な悩み、本当のわがままや非常識、シャレにならないほどの欠点など、男性が笑ってイジれない、ツッコめないことをネタにしない。
・あまりにも豪快に自虐に走りすぎて、女を忘れない。
・あなた自身が笑いにできる精神的余裕があるネタにする。
・「自己中、わがままネタ」は少しむずかしいので、ある程度「かわいい自虐ネタ」を使いこなせるようになってから挑戦する。
ギャップを効果的に演出しよう
また、ギャップを演出することは非常に効果的です。あなたがかわいい、美人なら「性格が悪いネタ」よりも「モテないネタ」「色気がないネタ」「変な顔ネタ」のほうがギャップがあり、男性も喜び、安心します。
あなたが高学歴、高収入などステータスが高い場合は「おバカさんネタ」、あなたがしっかりしていて隙がないと思われているなら「ドジネタ」、あなたが上品そう、お金がかかりそう、プライドが高そうと思われていたら、「食いしん坊ネタ」「オヤジネタ」「庶民ネタ」というように、相手が思っているあなたのイメージと正反対の「かわいい自虐ネタ」が最強です。
うまく「かわいい自虐ネタ」を使ってカレを食いつかせてみてくださいね♪
※画像は本文と関係ありません
<著者プロフィール>
ANNA
恋愛研究者。学生時代より都内のキャバクラ、六本木、銀座の有名クラブなどでホステスとして活躍。また合コン、お見合いパーティー、ホストクラブなどで実習に励み、合計約5000人の男性と会話した経験を持つ。著書に『大好きな人が振り向いてくれる本』『大好きな人がどんどん好きになってくれる本』(以上、大和出版)、『どうしても忘れられない彼ともう一度つきあう方法』(すばる舎)など。ブログ「愛し体質は、愛され体質」