日本マイクロソフトはこのほど、Windows対応Kinectセンサーの新バージョン「Kinect for Windows v2センサー」のオープンベータ版の提供開始を発表した。開発者や研究者を対象とし、オンラインストア「Microsoft Store」にて数量限定で販売する。価格は税別19,980円。

Kinect for Windows v2センサー

「Kinect for Windows v2センサー」は、家庭用ゲーム機「Xbox One」向けに提供されている新型「Kinectセンサー」のWindows対応モデルで、従来の「Kinect for Windowsセンサー」比べて、認識精度や処理能力が向上した。

環境音の中から会話音声を認識する騒音分離機能を備えた指向性マイクアレイのほか、高解像度カラーカメラを搭載。光子の反射時間を計測する「Time-of-Flight」テクノロジーによって、対象物の認識精度が向上した。

また、追跡できる体の部位数が従来の20カ所から25カ所、同時に追跡できる数が4体から6体に強化されている。

このほか、センシング機能として「音声」「深度」「カラー」に加えて、新たに赤外線である「アクティブIR」を実装し、周囲の明るさに左右されることなく顔の特徴や手の位置をとらえることができるようになったという。

「Kinect for Windows v2センサー」の利用に当たっては、Kinect for Windows SDK 2.0(ソフトウェア開発キット)が必要となる。なお、日本マイクロソフトによると、しばらくの間は現行機種の「Kinect for Windows センサー」も併売するとしている。