7月26日にNHK総合でスタートする土曜ドラマ『芙蓉の人~富士山頂の妻~』(毎週土曜 21:00~21:58 全6回)の記者会見が14日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の松下奈緒と佐藤隆太が出席した。
同ドラマは、厳冬期の富士山頂気象観測を果たした民間人、野中到(佐藤隆太)と彼を支えるために富士山頂まで寄り添い続けた妻・千代子(松下奈緒)の実在の物語を描いた新田次郎の小説『芙蓉の人』をドラマ化。日本の発展のために過酷過ぎる使命に命を賭けた到と夫を守ろうとする千代子の愛の絆を感動的に描く。
役衣装姿で登場した松下は「今回は明治時代というところが一つのテーマになっています。そこに生きた女性と男性、支えあった一組の夫婦の姿から現代にも通じるものがあるからこそ今の私たちがあると思います。本当に演じられるのが嬉しいですし、到さんの奥さんで良かったと思いながら千代子さんをやらせてもらっています」と満足げ。週明けから富士山頂を模した冷凍倉庫での撮影を控えるが「そこでお芝居が出来るのが楽しみでもあり、マイナスの世界でどんな生活をしていたか、リアルに再現しリアルに感じることができるのでは? と期待しています。(休憩中に)シャボン玉を冷蔵庫でやってみたいですね。パキっと割れるらしいですよ」と語り、佐藤は「ベタですけど濡らしたタオルを振り回しましょうよ! 余裕がないみたいですが、そういう息抜きも必要ですよ」と話していた。
2人は同ドラマで2回目の共演。松下が「本当に楽しい方。今回は私が到さんを支えなくてはいけないんですが、横で笑顔で入ってきて話してくれるので安心して胸を借りられます。男らしい部分とチャーミングな部分があり、毎日楽しく撮影させていただいています。過酷な撮影も佐藤さんがいるから安心してますよ」と絶賛し、佐藤も「お互い信じあい深い絆のある2人ですから、包み隠さず正面を向いて話しかけたりすると気持ちよくお話をしてくださります。毎日お会いするのが楽しみです」と役柄同様に信頼している様子だった。