総務省は14日、通信分野で独創的な才能やアイデアを持つ人材を支援する「異能(inno)vation」(いのうべーしょん)プログラムにおける、「ICT研究開発課題に挑戦する個人」の公募を開始した。

公募対象は、「日々新しい技術や発想が誕生している世界的に予想のつかないICT(情報通信技術)分野において、破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性があり、奇想天外でアンビシャスな技術課題に挑戦する個人。ゴールへの道筋が明確になる価値ある失敗に挑戦することを恐れない者」となっている。

「異能(inno)vation」トップページ(出典:「異能(inno)vation」Webサイト)

選考における評価点は、「独創性:破壊的な技術課題に挑戦する個人に相応しいアイデアや特徴を持っているか」「自己追究性:他者に根拠や理由付けを求めない自己追究的な姿勢を持ち合わせているか」「認識の明確性:挑む研究テーマについてその可能性や問題点、あるいはどこが未知の領域なのかについて明確に認識しているか」「不屈の精神:挑む研究テーマに絶対感を持ち、最後に成功するまで挑み続ける気力があるか」の4つ。

応募資格者は、義務教育修了者(2014年8月20日時点)で、日本国籍または日本への永住権を持つ外国人。支援予定人数は、1次選考が約30人、2次選考が約10人。支援期間は1次選考終了後から最長1年間で、支援金額は最大300万円(所属機関への間接経費30%を別途支給する場合あり)。応募受付期間は2014年7月14日~8月20日18:00まで。