大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で14日、翌日にオープンを控えた『ハリー・ポッター』をテーマにした新エリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター(The Wizarding World of Harry Potter)」が報道陣に公開され、アトラクションやショップ、ショーなどの全容が明らかになった。
ホグワーツ城、そしてホグズミード村を忠実に再現し、ライド・アトラクションをはじめ、ショップやレストラン、ストリート・プログラムなどを通して、魔法の世界にどっぷり浸れる「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」。入り口には、木々が生い茂る小道が続き、途中、ウィーズリー家の空飛ぶ車「フォード・アングリア」にも出会える。
アーチをくぐるとそこは魔法界。雪をかぶった石造りの家々が連なる"魔法使いの住む村"「ホグズミード村」へとたどり着く。ホグズミード村に入るとすぐ右手に、ホグワーツ魔法魔術学校の生徒を乗せて走る蒸気機関車「ホグワーツ特急」が蒸気を吹き上げながら停車しており、車掌が迎えてくれる。
そして、ホグズミード村では、映画に登場した店を再現。"杖が持ち主を選ぶ"というシーンのように、杖が自分を選んでくれる体験ができる「オリバンダーの店」や、ホグワーツ魔法魔術学校の生徒も大好きな菓子店「ハニーデュークス」、ハリーたちが飲んでいたバタービールが味わえる「三本の箒」など、映画のシーンと同じような体験ができる店が立ち並ぶ。
ホグズミード村を抜けると、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」のシンボル「ホグワーツ城」が威厳に満ちた姿を現す。ホグワーツ城の傍らには、映画シリーズ1でハリーたちがボートに乗って初めて城へ向かう場面を彷彿とさせる「黒い湖」があり、湖の桟橋から城を眺めることができる。
ホグワーツ城内では、「動く肖像画の廊下」や「ダンブルドアの校長室」、「闇の魔術に対する防衛術の教室」などが再現され、城内を巡った最後に、米国で3年連続「世界最高アトラクション」に輝いているライド・アトラクション「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」が楽しめる。
また、エリア内には、魔法界の空を飛ぶ生き物「ヒッポグリフ」をテーマにしたコースタータイプのライドアトラクション「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ」もオープン。そのほか、ホグワーツ魔法魔術学校の各寮から選抜されたコーラス隊が魔法界の名曲を披露する「フロッグ・クワイア」など、ストリート・エンターテインメントもお披露目された。